レッドブル・レーシングとレーシングブルズが、ホンダから旧型F1エンジンの供給を受ける新たな契約を締結したと報じられた。これにより、両チームは今後2シーズンにわたり、過去のマシンを使ったテストを継続できる見通しとなった。現在のF1では現行車による無制限のテストは認められていない。一方で、2年以上前のマシンを用いるTPC(Testing of Previous Car/旧型車テスト)は実施可能であり、その際には当時のシャシーに適合する同年代のパワーユニットが必要になる。
今回の契約は、その継続的な運用を可能にするものだ。TPC継続に必要だったホンダ製パワーユニットF1では、少なくとも2年前のマシンを使ったTPC(Testing of Previous Car/旧型車テスト)が長く認められている。ただし、このテストを実施するには、そのマシンが走っていた当時のエンジンが必要になる。別世代のパワーユニットは通常、シャシーに適合しないためだ。レッドブル・レーシングとレーシングブルズは、これまでホンダ製パワーユニットを使用してきたが、ワークスチームではないため、シーズン終了後にはそれらのエンジンがメーカー側へ戻される。そのため、現在は異なるエンジン体制にあるチームが再びTPCを行うには、あらためて供給契約を結ぶ必要があった。2025年から続いていた交渉が合意に到達この契約をめぐっては、2025年12月の時点で、レッドブル・レーシングとレーシングブルズがホンダと協議を進めていることが明らかになっていたという。焦点になっていたのは、F1チーム側が支払う金額だったとみられる。こうしたケースでは、メーカー側が価格を自由に設定できるためだ。交渉には時間を要したものの、今回の報道によれば、最終的に両者は合意に達した。2027年まではホンダ製旧型PUでテスト継続へこの合意によって、レッドブル・レーシングとレーシングブルズは今後2年間、旧型マシンを用いたテストを継続できることになる。2026年時点では、2024年型以前のマシンを使用した走行が可能になるという。一方で、2026年シーズンから導入されるレッドブル・フォードのパワーユニットを使ったTPCが可能になるのは2028年からになる。つまり、それまではホンダ製の旧型パワーユニットが、両チームのテストプログラム維持において重要な役割を果たすことになる。Source: GPblog