1992年シーズンにマクラーレン・ホンダで勝利を挙げたゲルハルト・ベルガーが、33年の時を経て非常に特別な歴史の一部と再会した。今回、ゲルヘルト・ベルガーが1992年ポルトガルGPで予選を戦った際に使用したRA122E/B V12エンジンが修復され、彼のもとに戻ってきた。
このエンジンは、ホンダ・レーシング(HRC)のさくらの施設で丹念に復元作業が行われた。復元されたエンジンは本日、HRC社長の渡辺康治と、当時ベルガーの担当エンジニアであった田辺豊治から本人に手渡された。1992年の表彰台獲得から2025年のこの感動的な再会に至るまで、F1の歴史がHRCのメモラビリア事業によって再び息を吹き返したことを示す強力な証となった。この写真は1992年F1ポルトガルGP。ゲルハルト・ベルガーと話しているのは担当エンジニアだった田辺豊治 本人。今回贈られたHonda「RA122E/B」はまさにこのポルトガルGPで予選を走った実物。ゲルハルト・ベルガー(マクラーレン・ホンダ)渡辺康治HRC社長(左)、ゲルハルト・ベルガー(中央)、田辺豊治(右)