ホンダ・レーシング(HRC)の渡辺康治社長は、2024年にエンジンをさらに進歩させられる可能性があると語る。マクラーレンのCEOであるザック・ブラウンは鈴鹿サーキットで、レッドブルは2023年型車の開発を実質的に中止しているため、次のマシンがさらに良くなるかもしれないという事実は「恐ろしい」と語った。
だが、レッドブルは2024年にさらに優れたホンダF1パワーユニットの恩恵を受けるはずだ。「パワーとパフォーマンスの点で何も改善することはできません」とHRC(ホンダ・レーシング)の渡辺康治社長は鈴鹿サーキットでDe Telegraafに語った。「しかし、このエンジンなら他の分野ではまだ進歩できる可能性があります」「例えば、フェラーリではエンジンが大幅に開発されており、メルセデスのERSシステムも非常に強力です。また、来年に向けてエンジンの寿命を改善する予定です」「つまり、パイプラインにはさらに多くのものが確実にあります」レッドブルとホンダは、エナジードリンクを所有するチームが2026年に向けてフォードと共同で独自のエンジン子会社を開発中とはいえ、F1ではまだ協力関係にある。しかし、レッドブルが「レッドブル・パワートレインズ」について言及したのは、当初ホンダが2021年いっぱいでF1から完全に撤退することを決めた後のことだった。「2020年にあの決断を下したことを後悔しているわけではありません」と渡辺は主張する。「あの時、私の考えでは、それは正しい選択でした。ホンダの経営陣は、気候変動に対する中立性を重要な柱としていました」結局、ホンダはこの決断を撤回し、2026年の新F1エンジンルールのスタート時からアストンマーティンとフルワークスでチームを組むことになった。「レッドブルは彼らのエンジンについて何も教えてくれません」と渡辺康治は説明する。2026年について問われると「現在、すでにある意味で情報戦が始まっています」と渡辺康治付け加えた。「2025年まではレッドブルがすべてを制することを願っています」「そして2026年からは、我々が彼らの最大ライバルになることを願っています。まったく新しいエンジンを作るのは大きな挑戦ですが、我々の目標は次の時代にチャンピオンシップを獲得することです」
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