ウィリアムズ・レーシングのチーム代表であるジェームス・ボウルズは、ホンダF1を2026年からの潜在的なエンジンパートナーとして考えていないと述べ、3年以内にホンダF1が「真剣な競争相手」になるとは考えていないと主張した。ホンダはFIAに登録した6社のうちの1社で、F1が2026年に導入するレギュレーションに基づく次世代パワーユニットの製造に関心を示している。
しかし、この登録は、2026年からF1のサプライヤーになることを義務づけるものではない。ホンダの現在のパートナーであるレッドブルは、3年後にはブランドパートナーであるフォードの意見を取り入れながら、レッドブル・パワートレインズが自社で開発したパワーユニットに頼ることになる。そのため、ホンダは2026年からチームを持たないことになる。しかし、F1の将来について選択肢を検討する中で、同社は「複数のF1チーム」から2026年のエンジン供給契約について話し合うよう問い合わせがあったとしている。しかし、ジェームズ・ボウルズによれば、現在メルセデスがエンジンを供給しているウィリアムズ・レーシングは、そのうちのひとつではない。「施設的にどうなのか分からないので、コメントするのは難しい」とジェームズ・ボウルズは語る。「しかし、その年の本格的なコンペティターとなるには、必要とされるものよりも少し離れていると思う」ホンダF1のレッドブルへのワークスサポートは、日本から輸送されるハードウェア、さくらにあるホンダの最前線で働く限られたエンジニアのグループ、それにミルトンキーンズのレッドブル・パワートレインズが含まれる。ホンダF1が2026年に本格的なサプライヤーとなるには、すでに新世代のパワーユニットを開発していることが必要だと言われているが、その事実はない。ジェームズ・ボウルズは、ウィリアムズがメルセデスに縛られているわけではないとしながらも、現在のエンジンパートナーが2026年の最も都合の良い選択肢になる可能性を示唆し、年内には決定するとの見解を示している。「我々は今、このチームが利用できるすべての選択肢を理解することを確認する過程にあると元メルセデスのチーフストラテジストは語った。「我々はメルセデスに縛られているわけではないし、まだ検討の途中だ。しかし、すべてのチームがそうであるように、我々は非常に近いうちに決断を下さなければならない」「年末では遅いと思う。だから、その少し前だ」