NHK BS1は、ホンダF1を特集したスペシャル番組『30年ぶりの栄冠! ホンダF1 最後の戦い』を2022年1月2日(木)午後8時から放送する。世界最高峰の自動車レース、F1。ホンダは最先端技術の開発と人材を育てるために、挑戦を続けてきたが、2021年限りでF1から撤退する。技術者たちは「このままでは終われない」と、最後の戦いに挑んだ。
そして、激戦の末、マックス・フェルスタッペンがドライバーズ部門で悲願のチャンピオンを獲得した。30年ぶりの栄冠をどのようにして、実現したのか?、ホンダの技術者たちの挑戦と勝利の秘密を解き明かす。自動車メーカー、ホンダがF1の2021年シーズン、22戦のレースを戦いぬき、ついにライバルを撃破、栄冠に輝いた。1番になるための技術者の熱き挑戦をドキュメント。■チャンネルNHK BS1■放送日時2022年1月2日(木) 20:00~21:50■内容勝って世界一になる!それをモノ作りに活かす」創業者、本田宗一郎の言葉。レースは会社のDNAとして、長年、ホンダは世界最高峰の自動車レース、F1に挑戦してきた。激しい競い合いのモータースポーツを通じて、最先端技術を開発。技術力を基に会社を大きく成長させ、若いエンジニアの育成を行ってきた。しかし、ホンダは2021年限りでF1からの撤退を発表した。地球温暖化を防ぐ、脱炭素の目標に向けて、資金、人材など会社の資源を集中させるためだ。社内で撤退に奮起したのは、F1マシンの心臓部、パワーユニットを開発してきた技術者たちである。開発責任者の浅木泰昭は覚悟を決めた。「このままでは終われない!最後の年に、何が何でもチャンピオンを獲りたい」・・・1番になるために、ホンダの技術者たちは、「もっとパワー!もっと速く!もっと信頼性!」を合言葉に、全力で技術を磨き上げた。短期間に開発するために、3Dプリンターで部品を作ったり、ジェット機部門の技術を応用したり、全社体制のオールホンダで挑んだ。そして、3月、2021年シーズンが開幕。新しいパワーユニットを搭載したレッドブル・ホンダのF1マシンが躍動する。マックス・フェルスタッペンがメルセデスの絶対王者、ルイス・ハミルトンを破り、伝統のモナコグランプリで初勝利!さらに、シーズン前半戦、チームとして5連勝するなど、快進撃を達成した。しかし、その後、相次ぐクラッシュやメルセデスの猛烈な巻き返しを受ける。ドライーバーズ部門は歴史上かつてない激戦が繰り広げられる。最終の第22戦、アブダビグランプリ、ポイント同点で2人が並ぶ。レースはハミルトン選手がフェルスタッペン選手を引き離す。ラスト5周、誰もが負けたと思った瞬間、勝利の女神がレッドブル・ホンダに舞い降りる。なぜ、30年ぶりの栄冠に輝いたのか? 番組ではレース映像と関係者の証言を積み重ね、ホンダF1、最後の戦いを克明にドキュメントしていく。