元F1ワールドチャンピオンであるデイモン・ヒルは、ドライバーズチャンピオンシップを獲得した年にホンダがF1から撤退するのは、スポーツを離れる最良の方法だと考えている。ホンダは、2020年の終わりに、2021年シーズン限りでF1から撤退し、レッドブルとのパートナーシップに終止符を打つことを発表した。
1年前倒しで開発された新型F1パワーユニットは、絶対王者メルセデスF1と戦う機会をレッドブルに与え、マックス・フェルスタッペンは最終戦F1アブダビGPの最終ラップでルイス・ハミルトンを倒して自身初のF1ワールドチャンピオンを獲得。ホンダは、F1活動をタイトル獲得という形で終えることができた。成功を収めてホンダがF1から撤退することに失望している人もいるが、デイモン・ヒルはそれが理想的な方法であると考えており、2016年のチャンピオンシップで優勝した後に引退するというニコ・ロズベルグの決定と比較した。「それはニコ・ロズベルグに少し似ている。扇情的だ。彼らは勝って再び我々の元を去った」とデイモン・ヒルはF1 Nationに語った。「しかし、多くの点で、実際にチャンピオンシップに勝って去るのは最良の方法かもしれない。そうでなければ、ハードワークあるのみだ!」デイモン・ヒルは、F1における多くの人々の魅力は、闘争と成功のポイントに到達するまでのプロセスであると認める。「それは旅であり、戦いであり、絶え間ない闘争でだと言う人もいる。エンディングではない」とデイモン・ヒルは語った。「エンディングは少しがっかりすることがある。突然、『私は今何をやっているんだ?』と考えることだからね」「再びそれを必要とするものだし、再び戻る必要がある。だが、ホンダに関しては『よくやった、ホンダ』と言える。なんて驚くべき成果であり、去っていくのは残念だ」ホンダは、2018年からF1でレッドブル・ファミリーと提携しており、当時のトロロッソにエンジンを供給した後、2019年にレッドブル・レーシングにもパートナーシップを拡大した。2015年にマクラーレンのワークスパートナーとしてF1復帰し、2017年まで協力したが、その後のレッドブルと同じレベルの成功には至らなかった。
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