ホンダF1のテクニカルディレクター(TD)を務める田辺豊治が、2021年 第17戦 F1アメリカへの意気込みを語った。今回は、今季唯一の北米大陸で開催されるグランプリということで、4台のマシンがアキュラのロゴを載せて戦う。シーズンは残り6戦、大詰めを迎えているチャンピオンシップ争いを優位に進めるためにも、ホンダF1は好結果を目指して全力で挑む。
田辺豊治は、2017年末にホンダF1のテクニカルディレクターに就任するまでHPD(Honda Performance Development)のシニア・マネージャーとしてインディカーを担当しており、アメリカには多くの思い出があると語る。「今週末は、米国・テキサス州のオースティンでアメリカGPが開催されます。今シーズンのレースも残り6戦、このアメリカGPから南北アメリカ大陸で3戦、その後中東に戦いの場を移して、最後の3戦が行われます」と田辺豊治はコメント。「今回のレースが行われる、サーキット・オブ・ジ・アメリカズは、さまざまなタイプのコーナーを擁するサーキットで、そのいくつかは、シルバーストーンやホッケンハイム、イスタンブールなどにある名物コーナーを模して造られています。また、高低差が41mと大きく、ピット前から第1コーナーに向けて駆け上がるストレートも特徴的です」「かつてHPDの一員として長くインディカープロジェクトに関わっていた私にとって、米国には多くの思い出があります」「この地でのレースは2年ぶりですが、毎回、HPDの同僚などが観戦に訪れることもあり、私にとっては楽しみにしているグランプリの一つです。米国では、インディカーを含めて多くのレースファンがホンダを応援してくれているので、そのレースファンの前でいいレースができればと思っています」「シーズン終盤に向けて、我々にとってはチャンピオンシップの厳しい争いがまだまだ続きます。今回もチームとともに準備を進め、メンバー一同、全力で臨みます」
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