先週末のF1トルコGPは、ホンダF1にとって7年間ともに戦ってきたモーターホームでの最後の戦いでもあった。ヨーロッパ大陸で開催されるグランプリ週末では、パドックに各チームのモーターホームが並べられる。モーターホームとは移動式の仮設の建造物であり、チームスタッフの休憩やミーティング、ゲストをもてなす場として使用される。
ホンダF1は2018年に新しいモーターホームを投入。2台の2階建てのトレーラーを組み合わせたモーターホームは、1階に首脳陣のためのオフィス、会議室、キッチン、2階がダイニングエリアとなる。この先の戦いは大陸を越えたフライアウェイレースとなるため、F1トルコGPはホンダF1にとってこのモータースポーツで最後のグランプリとなった。ホンダF1のモーターホームでは寿司や蕎麦、味噌汁といった日本食が振る舞われ、日本人の関係者やジャーナリストだけでなく、外国人ドライバーやスタッフにも人気となっていた。角田裕毅も、ホンダF1のモーターホームでの最後の食事を名残惜しんだ。「この天国で食事ができる最後の日でした。ホンダのホスピタリティで日本食を食べるのをいつも楽しみにしていました。来年、なくなってしまうのは本当に寂しいです。文字通り“フードパラダイスでした”」と角田裕毅は語った。
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