ホンダF1のテクニカルディレクターを務める田辺豊治が、2021年F1イタリアGPのスプリント予選を振り返った。F1イタリアGPのスプリント予選では、マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)が2位に入り、2ポイントを獲得。1位のバルテリ・ボッタス(メルセデス)がグリッドペナルティーを受けることから、明日の決勝レースではポールポジションからのスタートとなる。
「今日のスプリント予選では、3番手からスタートしたレッドブル・レーシング・ホンダのフェルスタッペン選手がポジションを1つ上げて2位を獲得しました。本日トップでフィニッシュしたマシンのペナルティーが決定していますので、明日はフェルスタッペン選手がポールポジションからのスタートとなり、非常によい結果を得ることができました」と田辺豊治はコメント。「チームメートのペレス選手はスタートでポジションを落としたものの、DRSトレインでオーバーテイクが難しい状況の中で、スタートポジションと同じ9位まで挽回して終了しました」「6番グリッドからスタートしたスクーデリア・アルファタウリ・ホンダのガスリー選手が、スタート直後の混乱での接触によってリタイアとなったことは非常に残念に思っています。角田選手もスタート直後に接触があり、フロントウィングを交換。最後尾まで下がりましたが、そこからいいオーバーテイクを見せて16番手までポジションを取り戻すことができています」「本日のスプリント予選は18ラップで行われましたが、本番レースは53ラップです。通常のレースフォーマットとは異なり、スタート時に使用するタイヤのコンパウントは自由になります。本日の結果を見直した上で、各チームはさらに戦闘力を上げるべく色々な検討を加えた戦略を立てて臨んでくるはずです」「今日は2つのチームで明暗が分かれてしまいましたが、十分な準備をして、明日の本番レースでは4台のマシンがいいレースをできるように準備をして臨みます」
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