ホンダは、F1 バーレーンGPの初日のフリー走行を行い、ジェンソン・バトンは11番手、ルーベンス・バリチェロは16番手だった。初日のバーレーンは、細かい砂が積もってコース上の汚れがひどい。2台が本格的に周回に出たのは、1時間半のセッションが残り30分となってからだった。バトンは16周を走って18番手、バリチェロは12周で19番手だった。午後になると、気温30℃、路面温度41℃まで上がった。2回目フリー走行では、Honda勢は最初から積極的に周回を重ねる。序盤は、ハード側のプライムタイヤで、バトン9番手、バリチェロ10番手のタイ...
ジェンソン・バトンフリー走行1回目 18番手 1分34秒915フリー走行2回目 11番手 1分33秒710 「ここ数日かけて大量の砂がレーシングライン上に吹き込んでいたため、午前の路面は本当に汚れていた。僕らはコンディションが回復するまで、最初のセッションの前半には走行せずに様子を見守り、午後のセッションで距離を稼いだ。午後のセッションで何人かのドライバーが出ていったあとに路面はとてもきれいになり、それからずっとコンディションがよかった。今日はいいテストができ、タイヤ比較でいくつかの価値ある結果を得た。これが、この週末に向けたいいベースとなるだろう。まだいくらかセットアップ作業が残っているし、バランスも改善しなければならないが、全体としていいスタートだった。今週末は予選でトップ10に入りたい。厳しい挑戦で、ライバルのパフォーマンスについては明日の午前にならなければわからないが、僕らはきっとうまくやれると思う」 ルーベンス・バリチェロフリー走行1回目 19番手 1分35秒174フリー走行2回目 16番手 1分33秒966「シーズン最初のオーストラリアGPとマレーシアGPの2戦がとても暑かったから、ここの天候にはしっかりと順応できている。ここは高温だが乾いているから、それほどドライバーにとって体力的な負担とはならない。僕自身の健康状態のことを言えば、気分は悪くないし、たった1カ月で3戦をこなすのは、最高のトレーニングになる。ここ2戦でマシンの信頼性が示されているから、こういった天候下でのマシンオペレーションはまったく心配していない。僕が今日一番取り組んだことは、ブレーキワークだ。2回のセッションの大半をこれに費やした。僕らの目標は、マシンセットアップを通じて、高次元でブレーキを使うために、このサーキットが要求するレベルを明確にすることだった。残念ながら、セッションの終わりになってもまだ課題が残り、新品タイヤではブレーキに確信が持てず、タイムをロスした。明日もこの作業を続ける」スティーブ・クラーク レース兼テスト担当ヘッド・エンジニア「フリー走行1回目の初めは、ほとんどグリップがなかった。これは予想していたことであり、我々のプログラムでは、最初のセッションでは基本的な作業しか予定していなかった。ここのグリップレベルの回復は早く、2回目のセッションは我々にとって非常に実りあるものだった。とても細かくほこりっぽい砂が、内部コンポーネントにダメージを与える可能性があり、特にエンジンにとっては危険だ。予選とレースでは、強風の予報が出ている。これによってトップスピードやコーナーでのパフォーマンスに影響が出るだろう。このことを計算に入れ、ギアレシオや空力のセットアップを決定する必要がある。今日のフリー走行はとてもうまくいき、2台ともがレースに向けたセットアップ作業を行った。予選ではトップ10に入る可能性もあるといえる」