ホンダF1は、最後の公式シーズンとなる2021年のF1世界選手権で“タイトル獲得”という高い目標を設定している。昨年10月、ホンダは2021年シーズンをもってF1から撤退することを発表。最後のシーズンにむけて開発プログラムを1年前倒しして、“新骨格”を導入した最新パワーユニット『RA621H』を完成させた。
「チャンピオンになるという目標はまだ達成されていません」とホンダF1のマネージングディレクターを務める山本雅史は語った。レッドブル・レーシングは2月23日(火)に2021年F1マシン『RB16B』を発表。リアウイングには『HONDA』のロゴが大きく掲載された。「レースは私たちの情熱であり、タイトルを獲得できていないことに満足していません」と山本雅史は続ける。「それで我々は『エンジンを2022から2021に移動しましょう』と言いました。F1でホンダのこの最後のシーズンに一生懸命に仕事をしていきます」レッドブルは、2022年からホンダのF1エンジンプログラムを引き継ぐが、チームだいひょのクリスチャン・ホーナーは、ホンダF1の担当者が「エンジンの組み立てを手伝ってくれる」と語った。「彼らが来年のために計画していた開発を進めたという事実は、彼らがこれに注いでいる多大な努力を示している」とクリスチャン・ホーナーは語った。2021年F1マシン『RB16B』は前年モデルとほとんど同じように見えるが、クリスチャン・ホーナーは今シーズンはさらに競争力があると予測する。「我々は2020年から多くの教訓を得たが、問題の一部は風洞の複雑さにあった」とクリスチャン・ホーナーは明かした。マックス・フェルスタッペンは、2021年にセルジオ・ペレスという新しいチームメイトを迎える。レッドブルF1のモータースポーツアドバイザーを務めるヘルムート・マルコは、ペレスは2020年のアレックス・アルボンよりも強さを発揮していくれると確信している。「彼はマックスに対して0.2~0.3秒を失うと思うが、0.5秒ではないだろう」2016年のF1ワールドチャンピオンであるニコ・ニコ・ロズベルグは、マックス・フェルスタッペンが今年優位に立つとの見解に同意する。「今年ルイス・ハミルトンに近づくことができるのはマックス・フェルスタッペンだけだ」とニコ・ロズベルグは Augsberger Allgemeine に語った。「レッドブルのマシンが機能すれば、彼の新しいチームメイトであるセルジオペレスもそうかもしれない。バルテリ・ボッタスのチャンスは、毎年減少している」
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