ホンダF1のテクニカルディレクターを務める田辺豊治が、2020年のF1世界選手権 第16戦 F1サヒールGPの予選を振り返った。F1サヒールGPの予選は、レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンがポールポジションと0.056秒差の3番手を筆頭にトップ9に3台のホンダF1エンジン勢が入る結果となった。
「今日のサヒールGP予選は、非常に僅差となった戦いの中でアストンマーティン・レッドブル・レーシングのフェルスタッペン選手がポールに0.05秒差の3番手と、残念ではありますがまずまずの結果になりました」「スクーデリア・アルファタウリ・ホンダの2台もクビアト選手が6番手、昨日今日と速さを見せていたガスリー選手もマシンにダメージを負いながら9番手と、レースに向けていいポジションを獲得できました」「コース距離が短く、1分を切るラップタイム、非常に接近したタイム争いの中で、アルボン選手は残念ながらQ3進出を逃しましたが、スタートタイヤを選択できる12番手からのスタートですので、明日はできる限りのポイントを獲得してほしいと思っています」「明日のレースは87周と多くのラップを重ねるため、いつもとは少し異なるレースになるのではと思っています。レース中に発生する状況変化に対して、迅速に対応していけるよう、さらなる準備を進めていきます」