ホンダF1のテクニカルディレクターを務める田辺豊治が、2020年のF1世界選手権 第14戦 F1トルコGPの決勝レースを振り返った。イスタンブール・パークで行われた第14戦F1トルコGPの決勝は、路面コンディションの変化によって目まぐるしく展開が変わる中、レッドブル・レーシングのマックス・フェルスタッペンが6位、アレクサンダー・アルボンが7位とポイント圏内でレースをフィニッシュした。
アルファタウリ・ホンダ勢は、ダニール・クビアトが1ストップ、ピエール・ガスリーが2ストップと戦略を分けたが、序盤でマグヌッセンの前に出られなかったマシンは軒並みポイント圏外に留まっており、クビアトとガスリーも同様に上位進出は果たせず、12位と13位でレースを終えた。「今日のトルコGP決勝は、スタート前に降った雨のためウエットコンディションでのレースとなりました」と田辺豊治はコメント。「レース時には止んだものの、低い外気温であったこともあり、終了までドライにはならず、徐々に路面の状況が変わる中でタイヤマネージメントなど難しいレースになりました」「プラクティス、また予選での感触がよかったアストンマーティン・レッドブル・レーシングですが、フェルスタッペン選手が6位、アルボン選手が7位と残念なポジションでの終了となりました。スクーデリア・アルファタウリ・ホンダの2台は、濡れた路面で走行ラインを外してのオーバーテイクが難しい状況などからポジションアップに苦しみ、ポイント圏外でのフィニッシュとなりました」「今シーズンは中東での3連戦を残すのみとなりました。いい形でシーズンを終えられるよう、ここから準備をしていきます」「最後に、難しいコンディションで予選6番手から見事なレース運びで優勝を飾り、7回目のチャンピオンシップ獲得を決めたハミルトン選手に、ホンダを代表して祝福の言葉を贈ります」
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