ホンダは、2021年シーズン限りでF1から撤退し、電動化、そして2050年の『カーボンニュートラルの実現』に挑戦していくと発表したが、フォーミュラEへの参戦は考えていないと語る。ホンダは10月2日(金)、2021年シーズンをもってF1から撤退することを発表。その理由として、2050年に向けた『カーボンニュートラルの実現』、2030年に4輪の販売の3分の2を電動化するという目標を加速をさせていくことを挙げた。
「2050年のカーボンフリーに向けた対応というのも重要なチャレンジになりますので、私としては、そちらに特に技術者、技術のリソースを傾けるべきだということで、社内では参戦を継続すべきだという意見はいっぱいございましたけれども、社長として私が判断をしました」とホンダの八郷隆弘社長は述べた。「F1に継続参戦して、ブランド力を高めていくか、今回決定いたしました2050年カーボンニュートラルに向けた方向でどちらにリソースをやるかということは、社内、経営陣で十分議論を尽くしました。その中で今回の決定に至りました」「確かに、F1というチャレンジの一つもございますけれども、我々一つの目標であった優勝ということもできました。さらに残り7戦、来年のシーズンに向けてさらに結果を出したいと思っています。その中で環境対応というのも非常にチャレンジングなことだということで、これからそこにチャレンジしていくんだということで最後は全員で意思を固めて今回の決定をすることになりました」現在、F1活動を行っている技術者、ホンダでF1に携わることを夢見て入社した社員もいる。しかし、八郷隆弘社長は、カーボンニュートラルもF1と同じくらいのチャレンジだと捉えてもらえるはずだと語る。「F1をやっている技術者につきましては、そのF1で培ってきた技術を2050年カーボンフリーに向けて新たな新しいパワーユニット、エネルギーの研究に従事してもらうように話をしたいと思っています。その挑戦というのは、F1同様に非常に難しい挑戦になります」と八郷隆弘社長は語る。「その挑戦にチャレンジするということも技術者としての一つのチャレンジだと思ってくれると思いますので、そのような方向でしっかりと身に付けた技術を生かすマネージメントをしていきたいと思いますし、そういうことをやることでホンダに入りたいと思う人が出るように、これから我々の出す商品、技術をしっかりと出していき、それを見守っていただきたいと思っております」モータースポーツでブランド力、特に電動化のマーケティングという点では電気自動車のフォーミュラレースである『フォーミュラE』があるが、ホンダは電動レースへの参戦は具体的には考えていないとしている。「他の電動レースの参戦につきましては現在のところ具体的に考えているものはありません。そして、今回2050年にカーボンニュートラルということを掲げました。これはホンダの新たな挑戦になりますのでできれば、その挑戦に対してもご声援をいただければと考えています」とホンダの八郷隆弘社長は述べた。「モータースポーツというのは、やはり盛り上げていかなければいけないと考えております。我々F1から撤退することになりましたが、他のモータースポーツ、いろいろなところでモータースポーツ信仰を広めていきたいと考えておりますので、そういうところでもっともっとモータースポーツを日本全体で盛り上げていくことを考えていきたいと考えています」「ファンの皆さまにはこれまで、これからも応援をいただきたいと考えております。今年まだ7戦残っておりますし、来年へもう1シーズン我々全力を尽くしてやります。来シーズンにつきましては新しいパワーユニット投入いたしまして、シーズンチャンピオンをレッドブルと獲っていきたいと思っております。これまでの活動につきましては、当初の3年間非常に苦しい状況もありましたが、それを乗り越えてこれまでに5勝を達成することができました。我々としてはある程度の成果が残せたのではないかと考えております」「来年に向けてさらに全力を尽くしていきますのでぜひファンの皆様にはご声援をよろしくお願いしたいと思っております」
全文を読む