ホンダF1のテクニカルディレクターを務める田辺豊治が、2020年のF1世界選手権 第8戦 F1イタリアGPの決勝レースを振り返った。F1イタリアGPではアルファタウリ・ホンダF1のピエール・ガスリーが優勝。トロロッソ時代から含めたアルファタウリとの50戦目という節目のレースでチームに勝利をもたらした。チームメイトのダニール・クビアトも9位入賞を果たした。
一方、レッドブル・ホンダF1は、マックス・フェルスタッペンのPUにトラブルが発生してリタイア。アレクサンダー・アルボンは15位とノーポイントに終わっている。「今日はスクーデリア・アルファ・タウリのガスリー選手が本当に素晴らしい優勝を果たしました。トロロッソ時代も含めたアルファタウリとの50戦記念という節目のレース、またチームの本拠地イタリアで、一緒に優勝を祝うことができたことを本当にうれしく感じています」「ガスリー選手の非常に安定した力強い走りに加え、チームのレース戦略もきっちりと機能し、我々のPUも含め、全員が力を合わせて努力してきた結果だと思います。キャリア初勝利を飾ったガスリー選手、そしてチームのメンバーにおめでとうの言葉を贈りたいと思います」「ホンダとして、ここまで彼らと一緒に歩みを進めてこられたことを誇りに感じています。そしてここまで応援してくれたファンの皆さまに、感謝の言葉を贈ります」「一方で、今週末は我々にとってはPUのモード制限に初めて対応するレースとなり、さまざまなことを経験しました。特にアストンマーティン・レッドブル・レーシングのフェルスタッペン選手はPUのトラブルによりにリタイアという結果となり、PUとしては厳しい問題も発生してしまいました。ここからこの問題の解析を進めるとともに、今週末のデータ、状況を見直し、来週のムジェロでのレースに備えたいと思います」
全文を読む