ホンダF1のテクニカルディレクターを務める田辺豊治が、2020年のF1世界選手権 第3戦 F1ハンガリーGP初日の作業を振り返った。ハンガロリンクでの金曜の走行は雨の影響を受け、レッドブル、アルファタウリとともに全体の周回数が比較的少ない一日に終わった。また、1周目の走行でPUのデータに異常が確認されたピエール・ガスリーについては、FP2に向けて万全を期すために、残りの時間を使いいくつかのパーツを交換する選択をした。
「ハンガリーGPの行われる今週末は不安定な天気予報が出ています」と田辺豊治はコメント。「今日もFP1走行前にポツポツと雨が降ったもののFP1はドライタイヤで通常の走行ができました。しかし、FP2時には雨が本降りとなりウエット状態で思うような走行ができませんでした。従って、明日は予選に向けてFP3での時間を有効に使い、セットアップを煮詰めていく必要があります」「なお、FP1で、インスタレーションラップ時にガスリー選手のPUのデータに異常が見られたため、万全を期すために予防措置としていくつかのパーツを交換しました。その後のFP2での走行では特に異常は見られていません」
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