ホンダF1にとって、今季から適用されるF1エンジンの開発制限は不利に働くことになるかもしれないと racingnews365.nl は分析する。先月、F1は2021年からこれまで自由な開発ができていたF1エンジン規則を大きく変更。2021年から2025年末まで使用されるエンジンのホモロゲーションを取得することが必要となった。
2021年のエンジン規則では、ベンチテストの実施時間が制限され、シーズンごとに1回のエンジンアップグレードしか導入できなくなる。MGU-Kやエナジーストアなどを含む一部のコンポーネントは1回のアップデートが可能だが、エンジンのカムカバー、シリンダーヘッド、クランクケース、ギアケース、およびMGU-Hは今年は変更することはできない。エンジンメーカーは、2021年にむけてパワーユニットを一新することができるが、シーズン中に仕様を変更できるのは1度だけとなる。2022年と2023年も年1回のアップデートが許可されるが、その後は2025年シーズンが終わるまで、パワーユニット開発は大部分が凍結されることになる。ホンダは、2019年に4回にわたってパワーユニットのアップグレードを実施。グリッドのペナルティという犠牲を払っても、チームは開発ペースを高く保つことで、フェラーリやメルセデスになんとか食らいついていくことができた。そして、今後数年間もこの傾向を続けることを望んでいた。しかし、新しいエンジン規制の変更はまさにそれが制限される。ホンダはこれまで競合他社よりも多くのアップグレードを導入することを選択していたが、今後は導入できない。そのため、特に競合他社のアップグレードと比較して、その上昇傾向はフラットとなることが予想される。最悪の場合、それはホンダF1の将来に影響を与える可能性がある。現在、ホンダF1は2021年までF1の参戦をコミットいているが、それ以降については何も文書化されていない。
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