ホンダがF1から撤退する可能性はあるが、それは今ではないとオランダ出身のレーシングドライバーであるトム・コロネルは語る。新型コロナウイルスの世界的な大流行によって自動車産業は大きな打撃を受けており、経済的な影響は2008年の“リーマンショク並みかそれ以上”と言われている。当時、自動車メーカーの経営が悪化し、ホンダ、BMW、トヨタがF1から撤退。ルノーもワークス活動を終了している。
だが、トム・コロナルは、ホンダは今F1から撤退してはいけないと語る。「ホンダがF1から撤退した翌年にブラウンはワールドチャンピオンになった。ホンダはまたもワールドチャンピオンになれるときに撤退してはいけない」と2008年に撤退した際のことに言及。「もちろん、今はメディアが盛り上がっているし、彼らにはマックスがいて、優れたエンジンがある。彼らは今、すべてがうまくいくという感覚を味わうことができる。でも、日本人の何人かが続けたくないと言えば、撤退することになるかもしれない」ルノーに関して、元F1ドライバーのロバート・ドーンボスは撤退の可能性があると語る。「彼らは非常に苦労していると思う。結局のところ、ルノーは自動車産業の電化の危機に瀕しており、それは間近に迫っている」とロバート・ドーンボスは語る。「彼らはそれほど多くのリターンを得られていないのにF1への投資を継続するだろうか? あまり露出もされず、エンジンは壊れ、ファクトリーチームはカスタマーチームよりも遅い。それは自動車の販売に役立たない。ルノーの露出はゼロだ」
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