第2戦マレーシアGP予選で、ホンダのジェンソン・バトンは、トップ10入りにわずかに届かず、惜しくも11番手。ルーベンス・バリチェロは14番手だった。予選第1セッション。2度のアタックを終えた時点で、バトン10番手、バリチェロ14番手。そして、バトンとバリチェロはそれぞれ3度目のアタックに臨む。ともにタイムを更新し、バトン10番手、バリチェロ16番手で第2セッションへ進んだ。第2セッションでは、トップチームも雨を恐れて最初からアタックへと飛び出して行く。最初のアタックを終えた時点で、バトン10番手、バリチェロ15番手。...
ジェンソン・バトン (11位)「11番手で、レースを右側のグリッドからスタートできるのがうれしい。天気は変わりやすく、雨の可能性もあったので、(予選第1セッションと第2セッションの)両セッションで早めにタイムを出しにいった。オプションタイヤ(ソフト側)で行った最後のアタックにはとても満足している。あと0.1秒で第3セッションに進むことができたのだが。一番の問題は、プライム(ハード側)とオプションの、どちらのタイヤを選ぶかだった。オプションタイヤには苦戦していたので、セッションのほとんどをプライムで走ったが、他の人はほとんどオプションタイヤを履いていた。だから、トラックにラバーが乗ったところで、第2セッションの最後にオプションタイヤを試してみたら、0.25秒縮めることができた。今日一番のペースで、いいラップを刻むことができたから、僕たちのポジションには満足だ」ルーベンス・バリチェロ (14位)「午前にギアチェンジのトラブルを抱え、あまり走行できなかったのが残念だった。予選で遅れを取り戻さなければならなかった。午後にはみんなの努力のおかげで前進でき、結果として14番手に入ったことに満足している。午前にもう少しマシンセットアップにかける時間があればよかったが、難しい状況の中でベストを尽くした。もし明日も変わりやすい天気が続くなら、トップ10から外れたこの位置のおかげで、戦略を調整することができる。午前のフリー走行のことを考えれば予選はよかったし、14番手というポジションからは、ポイント獲得に向けて戦えると思う」スティーブ・クラーク レース兼テスト担当ヘッド・エンジニア「フリー走行の最初で、ルーベンスが6速にダメージを負ったが、FIAが定めるレギュレーションによって、この件はペナルティなしで修正できた。さらにダメージを負って、ギアボックスを交換することになってもいけないので、それ以上の走行を避けた。ルーベンスは、ジェンソンの走行とセットアップ変更に頼らざるを得なかったが、そのことで明らかに予選は厳しくなった。そんな状況の中、ルーベンスはとてもいい仕事をやり遂げ、中団のタイムがとても接近している中で、第2セッションに進出した。ジェンソンは、今日のトラックコンディションでそれほどバランスがよくなく、我々のマシンはオプションよりもプライムに合っているようだった。予選では、オプションタイヤのほうが速かったが、最大限に生かせないまま終わってしまった。予報では雨の可能性があると出ていて、11番手と14番手という我々のスタート位置からすれば、ウエットのレースのほうがいい。そうなれば、ポイント獲得の可能性もある。ドライのままであれば、中団の戦いはとてもタイトになるだろう。多くのドライバーが2ストップを選択し、さらにそのタイミングも重なると思う」
全文を読む