ホンダF1のテクニカルディレクターを務める田辺豊治は、F1ベルギーGPで投入した“スペック4”エンジンはパフォーマンスの向上を目的としたものだと語る。ホンダF1は、ベルギーGPでレッドブルのアレクサンダー・アルボンとトロロッソのダニール・クビアトの2台に“スペック4”エンジンを投入。アルボンはレッドブルでの初走行であり、また両ドライバーともグリッド降格ペナルティが決定しているためロングランに集中しており、タイムシート上では目立った差が表れることはなかった。
スペック4の利点について質問された田辺豊治は「スペック4のPUはパフォーマンス改善をもたらしています。スペック4の目的はパフォーマンスの向上です。常に言ってきたように、我々はまだトップランナーと我々のチームとの間にあるギャップを縮めるためにペースをキャッチアップしているところです。ホンダはPUのパフォーマンスを改善しなければなりません」とコメント。今週末、ダニール・クビアトとアレクサンダー・アルボンにだけスペック4が導入された理由については「PUの使用状況をチームと話し合い、現在のポジション、残りのシーズンの使用状況を検討しました。それで、今回のこの戦略的アプリケーションを決定しました」と説明した。「2台のスペック4は問題なくFP1とFP2を走行し、多くのデータを得ることができました。これからデータ分析を行い、明日の予選、そしてレースに向けて最適化を進めます」関連:F1ベルギーGP フリー走行2回目 | シャルル・ルクレールがトップタイム
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