ホンダF1のテクニカルディレクターを務める田辺豊治は、ホンダは依然としてライバルのパワーユニットメーカーであるメルセデスとフェラーリと追いかけていると語る。昨年、トロロッソとともに大幅な進歩を果たしたホンダは、今年からレッドブル・レーシングにF1エンジンの供給を拡大。開幕戦ではホンダのF1エンジンとして11年ぶりに表彰台を獲得している。
ホンダは、現在もパワーユニットの改善を続けているが、田辺豊治はまだエンジンの勢力図ではフェラーリとメルセデスに遅れをとっていると認める。F1カナダGPの金曜記者会見に出席した田辺豊治は「我々は依然としてパワーだけでなく、信頼性という点でもトップのPUメーカーを追いかける立場だとよく言っています」とコメント。「我々はまだ両方を発展させているところです。我々は自分たちのポジションをわかっていますし、トップの競合他社には少し及んでいません」「ですが、今年の開幕戦以来、パフォーマンスという点ではコース上で優れたパフォーマンスを示していると思いますし、明日やここでのレースでそれを確認するのを楽しみにしています」「我々の開発は進行中であり、次のステップをいつ導入するかを検討しているところです。現在のPUの状況、走行距離、ダメージなどを観察しています。アップデート版の新しいPUを導入するのに最適なタイミングはいつかについてチームと話し合っています」「そこはホンダだけの問題ではありません。トロロッソとレッドブルの両方のチームと密接に取り組んでいます。現時点でいつになるかは正確にはお伝えできませんが、新しいアップデート版PUの導入を目指しています」
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