ホンダF1のテクニカルディレクターを務める田辺豊治が、トロロッソ・ホンダのF1オーストリアGPの決勝レースを振り返った。トロロッソ・ホンダは、ピエール・ガスリーが12番グリッド、ブレンドン・ハートレーは“戦略的”にパワーユニット交換を行ったことによって最後尾19番グリッドからレースをスタートした。
ピエール・ガスリーは、オープニングラップで追突されてポジションを落とすものの、リタイアするマシンが続発したレースで着実に順位をあげて終盤までポイント圏内を走行していた。一時は8番手を走行していたものの、タイヤが限界に達したことで63周目にフェルナンド・アロンソ、64周目にザウバーの2台に抜かれて後退。ポイントまで一歩届かず11位でレースを終えた。スーパーソフトでスタートしたブレンドン・ハートレーは、第1スティントを伸ばして11番手を走行していた53周目にマシントラブルによってレースをリタイアした。「ハートレー選手はタイアを上手にマネジメントしながら、入賞圏内を走行していましたが、車体側のトラブルによりリタイアとなってしまいました」と田辺豊治はコメント。「ガスリー選手もレース終盤までポイント圏内に踏みとどまっていましたが、最後の数周でタイヤ性能の限界を迎えて、入賞を逃してしまいました」「非常に残念なレースとなりましたが、来週金曜にはまたイギリスGPが始まります」「シルバーストン・サーキットは我々のミルトン・キーンズの拠点からもうすぐですし、その意味でもホームレースとなるため、もう1度ポイント獲得にむけてチャレンジしたいと思います」関連:F1オーストリアGP 結果:マックス・フェルスタッペンが今季初優勝!
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