ホンダのF1プロジェクト総責任者を務める長谷川祐介が、マクラーレン・ホンダのF1オーストリアGPの予選を振り返った。ホンダは今週末2台の改良版パワーユニット“スペック3”を投入。しかし、フェルナンド・アロンソのMGU-Hにトラブルが見つかり、アロンソはスペック2にパワーユニットを戻すことになった。
それでも、フェルナンド・アロンソはQ3進出まで0.052秒差の12番手タイムを記録。ストフェル・バンドーンも13番手に続いた。「今週末は両ドライバーのマシンにスペック3のパワーユニットを持ち込み、2台そろってのQ3進出を狙っていました」と長谷川祐介はコメント。「しかしながら、昨日のセッション終了後にフェルナンドのMGU-Hに異常を検知したため、彼のパワーユニットを全て交換することを決断し、ペナルティーを避けるために過去に使用したスペック2を使用することになりました。このような難しい状況でも、今日もフェルナンドは予選でいい走りをみせてくれましたが、結果的にQ3進出を逃してしまったことは非常に残念でした」「ストフェルについては昨日と同じく スペック3のパワーユニットを搭載しフェルナンドに迫る走りを見せてくれました。今後に期待がもてるパフォーマンスでしたが、こちらも同様にQ2で予選を終えるかたちとなりました」「ただ、明日の決勝は両マシンともにポイントを獲得できる位置にいると思います。明日は天候が荒れることが予想されていますし、そのような状況下ではどのようなことも起こり得ます。ポイント獲得のチャンスを逃すことのないよう、チームと万全の準備を進めていきたいと思います」関連:F1オーストリアGP 予選:バルテリ・ボッタスがポールポジション
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