ホンダのF1プロジェクト総責任者を務める長谷川祐介が、マクラーレン・ホンダのF1スペインGPの予選セッションを振り返った。初日にフェルナンド・アロンソのマシンのエンジントラブルに見舞われたホンダだが、バルセロナに持ち込んだアップデートが改善を見せ、フェルナンド・アロンソが、マクラーレン・ホンダと自信にとって今シーズン初となるQ3進出を果たし、7番グリッドを獲得した。
「まず、ホームグランプリを迎え、たくさんの熱狂的な観客の前ですばらしいパフォーマンスを見せてくれたフェルナンドに感謝したいと思います。昨日は難しい状況からのスタートとなりましたが、FP2とFP3の限られた時間を最大限有効に使いながらセッティングを煮詰め、今季初めてQ3に進出するとともに、7番グリッドを獲得してくれました。今日の予選のセッションの中で見せてくれた彼の集中力の高さには感嘆の一言です」と長谷川祐介はコメント。「フェルナンドのすばらしい仕事に加えて、パワーユニットに関しては、今回持ち込んだアップデートの効果を十分に確認することができました。パワーユニットのパフォーマンスを前進させることができたと思いますし、今日のセッション後にガレージ内のポジティブな空気を感じられたことはとてもよかったです。ただ、前を走るライバルとはまだ差があることは事実ですし、ここで止まることなく開発を続けていかなくてはいけません」「ストフェルについてはマシンのベストバランスを見つけることに苦しみ、難しい一日になってしまいました。短いタイム差の中に多くのライバルが居並ぶ接戦の中で、明日は19番手からのスタートという残念な結果になってしまいました」「このあとも懸命な作業を続け、すばらしいファンの前で明日もいいレースをしたいですし、今季初のポイント獲得につなげたいと思います」関連:F1スペインGP 予選:ルイス・ハミルトンがポール、アロンソが7番手!
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