ホンダは、2017年の困難なスタート後、マクラーレンがメルセデスとF1エンジン契約にむけて打診したとの噂に関わらず、F1でのマクラーレンとの将来に“100%コミットしている”ままだと述べた。マクラーレンは、8日間のF1プレシーズンテストでホンダの新型F1エンジンの信頼性問題とパフォーマンス不足に苦しんだ。
マクラーレンのレーシングディレクターを務めるエリック・ブーリエは、ホンダとの関係が“最大”の緊張関係にあるとテスト中に語っており、それ以降、ホンダに批判的な発言を繰り返している。さらに今週、マクラーレンがカスタマーチームとしてエンジン供給を受けることをメルセデスに打診したと報じられた。マクラーレンの広報担当は、マクラーレンが“ホンダとともに”選択肢を検討していると述べていたが、ホンダはマクラーレンとの長期的なパートナーシップの再評価やF1撤退を検討するようなことはないと述べた。ホンダのF1プロジェクト総責任者を務める長谷川祐介は「もちろん、我々が陥っている状況はF1に復帰した際に望んでいたものではありません。ですが、我々はまだF1での将来、そして、マクラーレンとの関係に100%コミットしています」と Autosport にコメント。「我々はマクラーレンとのこのパートナーシップを信じていますし、前進するためには1つのチームとして働き、一緒に状況を克服していくことが重要です」「我々は困難に直面していますが、正直でオープンなコミニュケーションを維持し、ホンダとマクラーレンとの間の全ての関係を強化し続けていくことがプライオリティです」「我々にとってこれは短期的なプロジェクトではありません」ホンダは、F1プレシーズンテストで表面化した信頼性トラブルをすでに修復しており、開幕戦にむけてF1エンジンのドライバビリティを改善し、より多くのパワーを引き出すためのプランを進めていると長谷川祐介は述べた。「もちろん、バルセロナで発生した問題によって走行時間は限られましたし、プレシーズンの準備にさらなるプレッシャーを与えました。それでも、我々はまだ大量な有益なデータを生み出すことができました。それはマクラーレンにとってもそうです」「それに外からはどう見ていたかわかりませんが、我々は多くの異なる問題に対処していました」「すでにバルセロナでいくつかの対策を施すことができましたし、2回のテスト中にその効果を証明することができました」「パフォーマンスに関しては、メルボルンまでにより優れたドライバビリティを得るためにマッピングを改善する余地があります。同時に、パワーユニットからより多くのパワーを生み出すために引き続き開発に取り組んでいきます」マクラーレン、メルセデスとF1エンジン交渉の噂を否定はせず
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