ホンダのF1プロジェクト責任者を務める長谷川祐介は、2017年型パワーユニット『Honda RA617H』は90%以上が新しくなっていると述べた。マクラーレン・ホンダは24(金)、マクラーレン・テクノロジー・センターでニューマシン『MCL32』を発表。新規定に対応したロー&ワイドなプロポーションとなっており、オレンジとブラックを基調とした新たなカラーリングが採用された。
長谷川祐介は、昨年の6位をベースにできることを期待しているが、予想で語ることや、結果を約束することは拒否した。「我々はホンダで非常に忙しい冬を過ごしました」と長谷川祐介はコメント。「トークンシステムは廃止されたことで、エンジンにこれまでは制限されていたあらゆるアイデアを取り入れることができました」「実際、そこはより多くのパワーを引き出すために2015年の当初のエンジンから変更したかったエリアです。もちろん、クルマは劇的に変わっているので、クルマに合わせてエンジンを再設計し、クルマでの挙動をよくしたいと思いました」「我々は、エンジンをより低重心に改良し、軽量化させました。開発にとっては大きなチャレンジでしたし、今シーズンにむけたチームメンバーの素晴らしい仕事をとても誇りに思っています」「もちろん、我々は今シーズンにむけていかなり約束もしていません。しかし、我々の目標は、より多くの進歩を進められるように、進歩を重ね、フロントランナーを捕えることです」長谷川祐介は、ホンダは90%以上のものを新しくしたが、それがメルセデスを捕えるのに十分かどうかはわからないと語る。「ボルトなどの一般的なパーツを除けば、全てのパーツを新たに設計しました。90%以上だと思いますが、設計したパーツの数を数えてないのでわかりません。ですが、レギュレーションによってVバンク角やシリンダー数は変えられないですし、変更できるものはまだ規制されています」「メルセデスがどれくらいのゲインを見込んでいるのかはわからりません。ですが、「もちろん、我々はトップレベルのパワーユニットを目指しています。現時点ではそれはメルセデスです。ですが、今、彼らがどれくらいパワーを作り出したかはわかりません。(2016年末の)彼らからはそれほど離れていないと感じています。ですが、シーズン開幕までにはそこに追いつくと思っています」マクラーレン・ホンダ、MCL32を発表 / 2017年F1マシン
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