ホンダのF1プロジェクト総責任者を務める長谷川祐介が、マクラーレン・ホンダのF1アブダビGP初日のフリー走行を振り返った。長谷川祐介 (ホンダ F1プロジェクト総責任者)「アブダビでのフリー走行初日は、高温で太陽が高く昇っているFP1のセッションでフェルナンドとジェンソンのマシンで主に空力テストやマシンのバランス確認を行い、日が落ちる夕方のFP2でレースを見据えたロングランを行う計画でした」
フェルナンドは両セッションともに順調にラップを重ねましたが、ジェンソンはFP1の後半30分を残した時点で、ERSの水圧データの異常を検知したため、マシンをガレージに戻してチェックを行いました。ハードウェアの問題は確認できなかったものの、大事をとって夜間に予定していたエンジン交換を前倒しして、FP2を走ることを選択しました。メカニックの素早い交換作業と、フェルナンドが確実なデータ取りとマシンのセットアップを行ってくれたおかげで、FP2でのロングランでは両者のマシンバランスをいい方向に持って行くことに成功し、11番手、12番手でセッションを終了しました。今夜の作業はまだ残っていますが、明日の予選に向けてまずまずの結果となりました」関連:・F1アブダビGP フリー走行2回目:ルイス・ハミルトンがトップタイム・F1アブダビGP フリー走行1回目:ルイス・ハミルトンがトップタイム
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