IBMが、同社のコグニティブIoTを使った事例として「ホンダF1」の紹介する動画を公開した。ホンダは、F1パワーユニットの状況を分析するため、 F1マシンのレーシングデータ解析システムの基盤としてIBMの「 IoT for Automotive」を採用している。ホンダが導入したレーシングデータ解析ソリューションは、パワーユニットの分析による故障予知および残燃料予測に加えて、走行後にエンジンやモーターの回転数の頻度分布や各車のドライバーによる差異をレポートする。
ホンダは、F1マシンのレーシングデータ解析システムを導入することで、 パワーユニットの戦略的なセッティングに取り組んでいある。また、年間約20レースにおいて、トラック・サイドに配置されるサーキット・エンジニアの負荷軽減およびコスト削減を実現した。その結果、開発本拠地におけるパワーユニット開発に、より多くのリソースを投入することが可能になっている。