ホンダは、F1カナダGPでの燃費の悪さが、“期待外れな”競争レベルに繋がったと語る。ホンダは、F1カナアGPにパワーユニットの開発トークンを使用して新しいターボチャージャーを導入。パフォーマンスよりも効率性をあげる改良ではあるものの、フェルナンド・アロンソは、パワーサーキットであるジル・ヴィルヌーヴ・サーキットで予選Q3進出を果たすパフォーマンスをみせた。
しかし、1ストップ戦略でレースを戦ったフェルナンド・アロンソは、10位のセルジオ・ペレスから約30秒遅れの11位でフィニッシュした。ホンダのF1プロジェクト総責任者を務める長谷川裕末は、燃費の悪さがレースで競争力を保つことができなかった主な理由だと説明した。「我々は9〜11位くらいにいるとわかっていたので、11位でフィニッシュできたことは最大のサプライズではありません」と長谷川祐介はコメント。「しかし、このサーキットは燃費が非常に厳しいため、フェルナンドはほぼレース全体で燃料をセーブする必要がありました。それによってかなり犠牲になったと思います」「もちろん、落胆しています。我々はこのようなパワーサーキットで苦しむと仮定していましたし、天候などの波乱に富んだ状況にならなければ、ポイントを獲得するのは難しいと理解していました。レースはそれを証明することになりました。それは非常に期待外れでした」マシントラブルによってわずか11周でリタイアしたジェンソン・バトンは、大量に燃料をセーブしていたのでレース終盤に違いを生み出せると考えていた。ジェンソン・バトンのマシンリアからは炎が上がったが、ホンダはそれがギアボックストラブルによるもので、パワーユニットにダメージはないと考えている。「まだわかりません。データ的にはエンジンは問題なさそうです。エンジンはまだ動いていましたし、ジェンソンは自分でエンジンを止めました。油圧はまだ生きていましたし、原因はわかりません」「メカニカル的な問題だと思いますが、わかりません」