ホンダのF1プロジェクト総責任者を務める長谷川祐介が、F1中国GPへの抱負を語った。長谷川祐介 (ホンダ F1プロジェクト総責任者)「バーレーンでのジェンソン・バトン選手のマシンのICE(内燃機関)は、ハードウエアに問題が発生したため、今週末の第3戦中国GPでは新エンジンの投入が必要となってしまいました」
「ウインターテストや開幕戦オーストラリアGPでは、パワーユニットの一定の信頼性が確保できていたので残念な結果でしたが、影響を受けたICEの箇所がすでに特定できているため、上海では万全の対策を講じてレースに臨みたいと思います。第2戦バーレーンGPでのストフェル・バンドーン選手の走りを見る限り、今のマシンには中団で戦える実力があると思っているので、金曜日と土曜日のフリープラクティスではマシンのポテンシャルを引き出せるよう、レースに向けたデータとマシンのセットアップを進めていきます。 上海インターナショナル・サーキットは、低速コーナーのセクター1、マシンの左右のゆさぶりが大きいセクター2、そして3本のストレートからなるセクター3で構成されており、1ラップ内のリズムが取りにくいサーキットです。時速300?以上で走行するストレートからの急激な減速が、左フロントのタイヤに大きな負担をかけるため、決勝レースではタイヤのマネージメントや適切なピットストップのタイミングが結果を左右しますので、チーム一丸となって戦略を検討し、2台の完走を目指します」関連:2016 F1中国GP テレビ放送時間&タイムスケジュール
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