FIAは、エンジン凍結の緩和からホンダを締め出すという判断について考え直すことになるかもしれない。既存ルールの抜け穴により、2014年のエンジンサプライヤーであるフェラーリ、ルノーとメルセデスは、事実上2015年シーズンを通してV6ターボの開発を続けることが可能となる。しかし、マクラーレンの2015年ワークスパートナーとして新規参入するホンダに関しては、約1年前にマニュファクチャラーがしたのと同じように、2月28日(土)にパワーユニットをホモロゲートしなければならないとFIAのチャーリー・ホワイティングは結論づけた。
この決定を受け、マクラーレンは今週、統括団体であるFIAとコンタクトを取ったことを認めた。 Marca は、ホンダはこの状況に“怒りと悲しみ”を覚えているが、“これ以上のコメントは避けたい”とする広報担当者のコメントを伝えている。 今後さらなる会合が開かれると考えられているが、今週すでにジュネーブで2015年のエンジンサプライヤーが集まり、バーニー・エクレストンが希望する2016年のエンジンフォーミュラ変更について議論した。だが、Autosprint によると、そのミーティングでホンダ側から、“エンジン凍結緩和”問題が提起されたという。 同紙は「ホンダの見解に耳が傾けられた。ジュネーブのミーティングで、FIAはホンダに関しての自分たちの立場を再考すると決めた」 「ホンダの懸念に注意が向けられ、問題は未決となっている。2週間後に設定された次のミーティングで、マニュファクチャラーによって定義されることになるだろう」 「また、ホンダには“プランB”があるとも噂されている」 「FIAが現在の立場を崩さない場合、マクラーレンは他のマニュファクチャラーが持ち込む各技術アップデートに対して、その都度抗議する可能性がある。パワーユニットの多重ホモロゲーションを禁止する技術規則を行使するものと思われる」
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