ホンダは、F1シンガポールGP予選で、ジェンソン・バトンが12番手、ルーベンス・バリチェロが18番手だった。ジェンソン•バトン (12位)「今日の予選パフォーマンスにはとても満足だ。ここ数戦から、大きな進歩が遂げられた。最後のアタックは、セクター1でひどいアンダーステアとグリップ不足が影響したが、納得している。また、Q2で戦うペースを取戻せて良かったと思う。グリップについては、このレースウィークがスタートしたときに既に直面した問題だったが、これも、今日の予選と明日のレースに向け、準備を整えるためのい...
ルーベンス・バリチェロ (18位)「残念ながら、僕らの予選はうまくいかず、トラフィックのせいでもっと上のグリッドポジションを逃した。2回目のアタックで、ハイドフェルドにひっかかったことが、ラップに影響してしまった。その後、最後のアタックでは、僕の前でアロンソがスピンし、イエローフラッグが振られたために、最終セクターでタイムを上げることができなかった。今日はマシンの感触が良く、ここ最近の予選パフォーマンスに比べて改善することができそうだっただけに、残念だ。」スティーブ・クラーク レース兼テスト担当 ヘッド・エンジニア「シンガポールはダウンフォースが最大になるサーキットで、RA108はこういったサーキットで戦闘力を発揮する。正しくセットアップするのは難しいが、われわれは夜の間にいくつかの改良を行い、その成果をジェンソンの結果に見ることができた。ジェンソンの予選は力強く、トップ10を争うだけの力が確かにあった。ルーベンスにとっては悔しい週末で、Q2に進むだけのペースはあったが、今日は残念ながらトラフィックやアクシデントが重なり、これが、Q1での彼の走りを邪魔した。明日のレースは、非常におもしろくなりそうだ。まさに市街地サーキットらしく、レースに難しい状況を引き起こすだろう。これまでになくバンピーな路面は、ブレーキの消耗とあいまって簡単に問題を起こすだろうし、コース上にストップするマシンのせいで、セーフティカーの出動も十分考えられる。このようなコンディションで61周を走るのは、ドライバーにとって大きな挑戦となり、集中力を保つのは難しい。われわれは集中し、どんなチャンスも活かすべく準備を整えておく必要がある。何より、チームもドライバーも、明日、ここシンガポールで行われる史上初のナイトレースを、とても楽しみにしている。」