ルイス・ハミルトンは、F1ベルギーGP予選後、クラッシュから修復されたフェラーリのマシンがフリー走行3回目(FP3)とは異なる状態だったと明かし、「コンマ2秒ほど失っていた」と語った。チームの懸命な作業を称賛しながらも、本来の速さを発揮できなかったことを悔やんでいる。FP3終盤にクラッシュを喫したハミルトンだったが、フェラーリは予選開始までの短時間でマシンを修復。6番手を獲得し、ランド・ノリスのグリッド降格により決勝は5番グリッドからスタートする。
しかし、ハミルトンは修復後のマシンにはFP3とは異なるフィーリングが残っていたと説明した。クラッシュ後の修復でマシンの感触が変化ハミルトンはFP3終盤、ファーニュ・シケイン出口でコースアウトし、右リヤをバリアに接触させてクラッシュ。フェラーリはサスペンションやリヤウイング、フロアを交換し、さらに予防措置としてギアボックスも交換するなど、大規模な修復作業を行った。予選ではチームメイトのシャルル・ルクレールにわずか0.002秒届かなかったが、ハミルトンはFP3の状態であればさらに上位を狙えたと振り返る。「そうだった。まずはFP3で壊したマシンを直してくれたチームのみんなが本当に素晴らしい仕事をしてくれた」「FP3ではマシンのフィーリングが本当に最高で、自信もすごくあった。ポール争いができたとは思わない。メルセデスはあまりにも速かったからね。でも、あの状態のマシンなら3番手くらいは狙えたと思う」「予選ではコンマ2秒くらい足りなかった。予選で乗ったマシンはFP3の状態とまったく同じではなく、与えられた状態でベストを尽くすしかなかった」リヤサスペンションの違いがバランスに影響ハミルトンは、違和感の原因としてリヤサスペンションに変化があった可能性を指摘した。「リヤサスペンションの何かが同じではなかったと思う。結果的にマシンバランスがFP3とは変わってしまっていた」それでも、予選までにマシンを走れる状態へ戻したフェラーリの働きには感謝を示した。「本当に素晴らしいフィーリングだったマシンだったし、チームは最後の最後まで修復に全力を尽くしてくれた。本当に感謝している。決勝でもマシンが問題なく走ってくれることを願っている」決勝は表彰台争いに自信ベルギーGPを通じてメルセデス勢が速さを見せる中、ハミルトンは予選では及ばなかったものの、決勝では巻き返しが可能だと考えている。「メルセデスとの差がどれくらいなのかは正直分からない。でも最終セクターではかなり差があって、あれは純粋なパワーの違いだと思う。第1セクターでも少し速かった」「このサーキットではそうなることは予想していた。彼らは本当に速く、特に予選では誰よりも一歩抜け出していた」「それでも決勝では前へ行けると思っている。彼らに追いつけるよう、全力を尽くすつもりだ」予選では修復直後のマシンに違和感を抱えながらも6番手(決勝5番手)を確保したハミルトン。フェラーリが抱える課題を認めつつも、決勝ではレースペースを武器にメルセデス勢へ挑み、表彰台争いに食い込めるかが注目される。