2026年F1中国GPでルイス・ハミルトン(フェラーリ)が3位に入り、フェラーリ移籍後初のグランプリ表彰台を獲得した。メルセデスのアンドレア・キミ・アントネッリが優勝したレースで、ハミルトンはチームメイトのシャルル・ルクレールとの争いを制し、フェラーリドライバーとして初めての表彰台に立った。2025年は苦しいシーズンとなったハミルトンだが、冬の準備とチームとの連携強化により、2026年シーズンは再び上昇気流に乗り始めている。上海での結果は、その復調を示す重要な一歩となった。
ハミルトンは、自身のコンディションが再び最高レベルに戻ったと語った。「間違いなく、精神的にも身体的にも自分のベストの状態に戻ったと感じている。もちろん、まだ改善の余地はあると思っている」「この冬のトレーニングはこれまでで最もハードで強度の高いものだった。年齢を重ねるほど回復に時間がかかるけれど、その分新しい方法も取り入れてきた。クリスマスの日からトレーナーと一緒に取り組んできたんだ」「それにファクトリーでの時間も大きかった。新しいエンジニアとの仕事もあって、それがとても良い刺激になっている。チーム全体の士気も素晴らしい」ハミルトンはまた、フェラーリのマシン開発にも積極的に関わることで、チームとの結束が強まったと説明した。「クリスマスの日に、このシーズンをどうスタートするかを決めた。精神的にもどう取り組むかを決めて、それを続けている。まだこのクルマから引き出せるパフォーマンスがあると思う。特にエネルギーのデプロイメントなど、まだ学んでいる最中だ」「去年の後半はエンジニアと深く話し合った。自分が望んでいるクルマの特性についてだ。昨年のマシン開発には関われなかったが、今年は一緒に開発してきた」「彼らが僕の意見を聞いて、それをクルマに反映してくれたのを見ると本当に感謝している。同じ方向を向いていると感じられるから、チームとの結束もより強くなる」フェラーリ初優勝は「これまで以上に近い」ハミルトンは2024年ベルギーGP以来グランプリ優勝から遠ざかっているが、フェラーリの今季のパフォーマンスを踏まえれば、勝利は「これまで以上に近い」と語る。「今は、これまで以上に優勝が見えていると言えると思う。去年はまったく見えていなかった」一方で、メルセデスとの差を縮めるためには大きな改善が必要だとも認めた。「予選では昨日かなり近づいたけれど、レースペースでは現時点で彼らはコンマ4〜5秒速いと思う。それはかなり大きな差だ」「ダウンフォースと効率、そしてパワーのすべてを向上させる必要がある。大きなアップグレードが必要だ」それでもハミルトンは、マラネロのチームを強く信頼していると強調した。「でもマラネロの全員を信じている。不可能なことではない。フォルツァ・フェラーリだ。僕たちはただプッシュし続けるだけだ」