ルイス・ハミルトンは、カタールGPで罰金を科せられたコース横断についてFIA(国際自動車連盟)が再検討する決定を下したことについて、自分が特別視されたわけではないと信じている。FIAは今週、カタールGPのオープニングラップでジョージ・ラッセルとクラッシュしてレース終了となったハミルトンがパドックに戻ってきたことついてさらに調査を進めると発表した。
ハミルトンには罰金5万ユーロ(うち2万5,000ユーロは今季の残り期間の執行猶予)が科せられ、ライブレーストラックを横切ったとして戒告処分が下された。F1統括団体FIAは声明で「彼のロールモデルとしての地位を考慮し」「彼の行動が若いドライバーに与えたかもしれない印象」を重大に懸念していると述べた。 この事件を再調査するというFIAの決定によって自分だけが特別視されたと感じたか尋ねられたハミルトンは「僕が特別扱いされたとは思わないよ。最終的には、コミュニケーション不足だと思う」と答えた。「FIAが言ったことがそのまま彼らの本心だとは思わない。彼らが言いたいのは、今後このようなことが起きないようにするために、どのような取り組みができるかを検討するということだと思う」「最近、カートで子供がはねられる事故があったと思うので、僕たちは常に安全に重点を置く必要がある。それが本当に根底にあると思う。ただ、彼らはもっといい仕事をするように広報担当者に話す必要があると思う」ハミルトンが言及したのは、今月初めにフランチャコルタで開催されたカート世界選手権で、22歳のジョー・ターニーが他のカートに追突されて足首の手術を受けた件だ。「彼らは僕に話してくれたし、彼らの実際の指摘は重要だと思う。彼らとのミーティングやスチュワードのオフィスでは、明らかに両手を上げた。その場の勢いでの間違った判断だった」「重要なのは、特に年齢を問わず若いドライバーたちに、あれはやってはいけないことだという正しいメッセージを送ることだ」「そのときは謝ったし、彼らは今後このようなことが起きないようにする方法を検討していたんだと思う」