ルイス・ハミルトンは、2024年F1シーズンに向けてレッドブルとの差を縮めるためにメルセデスが「6ヶ月間でこれまでで最高の開発」をする必要があると述べ、メルセデスが依然として「ワールドチャンピオンチーム」であることを示すよう支持した。ポールシッターのマックス・フェルスタッペンから1.031秒遅れの7番手で予選を終えたハミルトンは、波乱位満ちた日本GPの週末を追え、日曜日の決勝レースを5位でフィニッシュするまでは「クレイジー」で「心配」だったと認めた。
チャンピオンシップ2位争いはスクーデリアとメルセデスの間で激化しているなか、4位にはシャルル・ルクレールがつけ、ハミルトンはもう1台のフェラーリ、カルロス・サインツを抑えてラインを越えなければならず、レースウィナーのフェルスタッペンから49.376秒遅れでチェッカーフラッグを受けた。レースを振り返っての感想を聞かれたハミルトンは「マシンと戦い、可能な限り順位を上げ、今週アップグレードを行って特に速かったフェラーリの前に出るために全力を尽くして戦って、疲れきった」と語った。「ここ3レースはフェラーリのほうが速かったし、とんでもない戦いだった。僕はコンストラクターズタイトルをキープすることに全力を尽くしている...バックグラウンドやファクトリーで働くすべての人にとって、それがどれだけ重要かわかっているので、すべてを捧げている」「でも、こういう週末はクルマが手こずるからかなり大変なんだ。基本的には昨年とまったく同じだ。マシンのフィーリングは昨年と同じで、バウンシングやスライドが多かった」「進歩するためにどれだけ努力してきたかを考えれば厳しい。少なくともここでは、上位に近づくことはできなかった。でも、フェラーリの1台より前に出られたのは素晴らしいチームワークだし、ピットストップや戦略も素晴らしかった。まだまだ先は長い」2024年のマシンにどれほどの意見があるかと尋ねられたハミルトンは「来年の方向性の一部として、僕が要求したことがある。ジョージと僕が出した指摘はすべて十分に聞き入れられたと思う」と語る。「来年のマシンがどうなっているかはまったくわからない。でも、私たちは長い長い道のりを歩んでいる。このギャップを埋めるために、そして真の目標を達成するためには、次の6カ月間がこれまでで最大の開発の6カ月になることを祈らなければならない」「でも、マクラーレンにはその証拠があるし、見て見ぬふりはできない。彼らが何をしてきたかを見て、その方向に進む必要がある。それが方向だ。でも、私のチームならできると心から信じている」「僕たちは常にマシンにダウンフォースをかけることに長けてきた。ただ、今のクルマの仕組みでは、ダウンフォースを追加してもうまくいかない。フィロソフィーを変えることで、チームにふさわしい状態に戻ることを期待している」「ここはワールドチャンピオンチームであり、依然として素晴らしいチームだ。僕はみんなに絶対的な信頼を寄せているけど、この時期の決断は僕たちの軌道にとって非常に重要だ」