メルセデスF1のルイス・ハミルトンは、F1とピレリがハンガリーGPで試行されたATA(Alternative Tyre Allocation/代替タイヤ割り当て)を批判した。ハミルトンはプラクティス2回目でミディアムタイヤ1セットを使用し、予選シミュレーションタイムを記録することができずにハンガロリンクでの初日を16番手で終えた。
今週末のATAは、スポーツの持続可能性を高めることを目的とした2回のトライアルのうちの最初のものであり、1台の車に割り当てられるタイヤセットは13ではなく11となる。予選では、Q1でハードタイヤ、Q2でミディアムタイヤ、Q3でソフトタイヤの使用が義務付けられており、この義務により2回目のプラクティスではさまざまな走行プランが必要となった。なぜメルセデスはそのような特別なプランを選択したのかと尋ねられたハミルトンは「あのセッションで使えたタイヤは1本だけだった」と語った。「今週末のために加えられた変更はあまりいいフォーマットとは言えない。単に僕たちが走る量が減っただけだし、理想的ではない」「毎週末、彼らが捨てているウェットタイヤはたくさんあると思う。たくさんの量のね。ファンからコース上の時間を奪うようなことより、むしろ、そういうことに目を向けるべきなんじゃないかな」ハミルトンはグリップ不足に悩まされ、無線でもW14の問題を強調するような発言が相次いだ。メルセデスがレッドブルに次ぐ最強のポジションを再び確立するために、7度のチャンピオンであるハミルトンは予選までに好転することを期待している。「まったくフィーリングが良くなかった」とハミルトンはマシンのパフォーマンスについて語った。「クルマの感触は最悪だったけど、一晩かけてセットアップを煮詰めていく。昨年は最初はひどい感触だったけど、いくつかのセットアップ変更で好転した」「だから、それに取り組んで、もっといいフィーリングになることを期待している」
全文を読む