メルセデスF1のルイス・ハミルトンは、2023年F1第9戦カナダGP初日のフリー走行で最速タイムを記録したにもかかわらず、チームは延長された2回目のプラクティスセッションをもっと活用できたはずだと語る。ジル・ヴィルヌーヴ・サーキットのCCTVシステムの問題により、1回目のプラクティスは4分で赤旗が出され、再開されることはなかったが、2回目のセッションに30分の走行が追加された。
「最初のセッションに参加できなかったので、奇妙な一日だった」とハミルトンは語った。「来てくれたファンのみんなには本当に申し訳ないと思っている。昨日からすでに素晴らしい観客が集まっていたし、街は盛り上がっている。監視カメラやそんな感じのものに何が起こったのかはわからない」通常の60分間ではなく90分間で行われた2回目のセッションでは、ハミルトンがメルセデスのワンツーをリードした。しかし、チームは追加の時間をもっと有効活用できたはずだと彼は信じている。「出ていって1時間半のセッションができたのはよかった」とハミルトンは語った。「長い間、1時間半のセッションはなかったから、最適な時間の使い方ができなかったように思う。戻って、そのやり方を検討することになると思うけど、僕としては『早く出ていきたい。時間を有効に使おうよ』とうずうずしていた」「でも、このトラックを走るのは大好きなんだ。ピットレーンを出た瞬間に『ああ、これはすごいな』と思う。クルマのフィーリングは悪くなかった。やるべきことがあるのは確かだと思うけどね」メルセデスの両ドライバーは、モントリオールのサーキットは荒れていると感じたため、一晩かけて車の乗り心地を改善する必要があると語った。「最高ではないけど、最悪でもない」とハミルトンは語った。「かなりまともだったけど、とにかくバンピーだった。誰もがパンプに苦労していると思う。僕たちはライドコントロールを改善し、コーナーでのバランスを少し改善するだけで、大丈夫だと思う」しかし、メルセデスがモナコで行ったアップデートを行った後、ハミルトンは12カ月前と比べてサーキットでのマシンのフィーリングが大幅に良くなっていることに満足している。「昨年と比較することしかできないけど、昨年よりもはるかに良くなっている」とハミルトンは語った。「必ずしもリアエンドがそうだというわけではないけど、全体的にクルマは一歩前進している。モナコで感じた改善をここでも確実に感じている」