ルイス・ハミルトンは、今年のマクラーレン MP4-25がこれまで運転したなかで最も楽しいクルマだと語る。2009年は苦戦を強いられたマクラーレンだが、今年は競争力のあるマシンを届け、すでにオーストラリアGPではジェンソン・バトンが優勝を果たしている。まだ今年のレースでは優勝していないハミルトンだが、シーズンのスタートには満足しており、MP4-25をドライブすることを楽しんでいると語る。
「とても満足しているよ」とハミルトンは語る。「これまでと同じくらいうまくドライブできていると思う。今年のクルマをドライブするのは大好きだね。マレーシアでエンジニアにMP4-25ほどしっかりしていると感じたクルマはなかったと話したんだ。完璧なバランスを見つけられるだけでなく、本気でプッシュできるし、満タンでも空タンでも変更に対してうまく反応してくれるんだ」「おかげで本気で限界までプッシュすることができている。それは僕がドライブに求めていることだ」「これまで今年のクルマ以上にF1カーをドライブするのを楽しんだことはないと思う。もちろん、完璧ではない。そんなものはない。でも、レースに向けてかなり自信を感じている」ハミルトンは、マクラーレンが注力しなければならないのは予選であり、MP4-25はレース使用では非常に戦闘力があると主張する。「セパンで、予選では最前列を得るには十分ではなかったけど、クルマはかなり速かった」「実際、僕たちのクルマは今シーズン常に速かったと思う。バーレーンの予選ではきちんとしたができなかったかもしれないけど、実際僕たちは全てのレースで速かった」「でも、そうだね、僕たちはマレーシアで前進した。実は、中国用だった新しいパーツを前倒しで持ち込んだんだ。中国でもさらに新しいパーツを持ち込む。メジャーではないけど、ギャップを縮めてくれると期待しているよ」
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