ルイス・ハミルトンは、レッドブル・ホンダのアレクサンダー・アルボンのF1初表彰台を冗談交じりに祝福した。F1トスカーナGPでアレクサンダー・アルボンは3位でフィニッシュして念願のF1初表彰台を獲得。2020年シーズンが開幕して以来、成績が上がらないことでレッドブル・ホンダのF1シート喪失が噂されていたアルボンにとってタイムリーなリザルトとなった。
だが、実際には過去に2戦、アレクサンダー・アルボンが表彰台を獲得できた可能性のあるレースがあった。1度目の昨年のF1ブラジルGP、2度目は今年のF1オーストリアGP。そして、その両方のレースで接触してチャンスを奪ったのがルイス・ハミルトンだった。特にF1ブラジルGPではハミルトンは非を認めて謝罪している。レース後のトップ3記者会見でアレクサンダー・アルボンは「やっと表彰台を獲得できて良い気分だ」と語った。するとルイス・ハミルトンは「その節はごめんね」と笑顔で祝福。アレクサンダー・アルボンも笑顔で返した。実際、アレクサンダー・アルボンは、3位をかけてダニエル・リカルド(ルノー)をオーバーテイクする際にルイス・ハミルトンとの接触が頭をよぎったと語っている。「思ったほどルノーを捕らえ切れていなかったし、アウトサイドでギリギリのダイビングだった」とアレクサンダー・アルボンはコメント。「もちろん、少し心配だったけど、十分なスペースを残していた。アウトサイドから行くときは希望に満ちているけど、表彰台を争うときに以前のことがフラッシュバックした。でも、なんとか無傷で乗り切ることができたよ」
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