メルセデスのルイス・ハミルトンは、ホンダのF1エンジンの進歩によって、2020年のF1世界選手権は3つのメーカー間の“真剣勝負”になると考えている。ルイス・ハミルトンとメルセデスは、2019年にドライバーズ選手権とコンストラクターズ選手権を再び制覇。メルセデスはダブルタイトルを6連覇、ハミルトンは6シーズンで5回目のワールドチャンピオンを獲得した。
逆にフェラーリの挑戦はシーズン序盤に崩れ、レッドブルとホンダF1の移行シーズンは3勝を挙げはしたものの、持続的にメルセデスに挑戦することはできなかった。しかし、F1ブラジルGPでホンダのF1エンジンを搭載したマックス・フェルスタッペンのレッドブルに敗れ、同じくホンダのF1エンジンを搭載するトロロッソを抜くことができずに3位に終わったルイス・ハミルトンは、2020年にレッドブル・ホンダはタイトル争いに絡んでくると予想する。「明らかにホンダは大きな一歩を踏み出した。そして、今の彼らのように強いマニュファクチャーを見るのは素晴らしいことだ」とルイス・ハミルトンはコメント。「来年は3つ巴、いや、4つ巴の真剣勝負になることを願っている。それはF1にとって素晴らしいことだ」マックス・フェルスタッペンは、レッドブル・ホンダのプロジェクトの初年度を通して大きな予測を避けてきたが、ホンダF1の進歩に大いに熱狂し、F1での最強のシーズンを過ごしている。ホンダは、1991年の日本グランプリ以来、28年ぶりとなる1-2フィニッシュを達成した。「僕はいつもそのスタッツを覚えていた」とマックス・フェルスタッペンはコメント。「ここブラジルでのポールは1991年ル以来だった。再びこのような結果を出していくには良い時期だと思う」「ホンダは間違いなく非常に良い道を進んでいると思う。シーズンを通して彼らは大いに進歩しているので、僕はそれをとても満足している」ホンダF1がレッドブルをタイトルへのチャレンジに導けば、ルイス・ハミルトンは初めてマックス・フェルスタッペンと直接対戦することになる。ブラジルでマックス・フェルスタッペン、そして、チームメイトのアレクサンダー・アルボンと戦ったルイス・ハミルトンは「若者の台頭は避けらないことだ」とコメント。「多くの場合、F1への道を歩む若い才能の波があります。F1には多くのポテンシャルを持った新しい血がたくさん流れていると思うし、彼らは本当にスポーツの未来だ」「幸いなことに、年齢は少し高くなっているけど、僕はそのような人たちと一緒にやることができると感じている」「だから僕はは未来に興奮しているし、そのような男たちとレースをし、チームがもっと拮抗すれば、ブラジルのような素晴らしいバトルをもっと見ることができる。それは素晴らしいことだと思う」