メルセデスのルイス・ハミルトンは、F1シンガポールGPの予選でのフェラーリの速さにショックを受けたとしつつも、レースでは勝つチャンスはあるはずだと語る。シンガポールではメルセデスとレッドブル・ホンダが有利であり、フェラーリは苦戦を強いられると感じていた。実際、金曜日のフリー走行ではメルセデスがショートランでもロングランでも他を引き離しているように見えた。
予選でもメルセデスはQ1からペースを発揮し、バルテリ・ボッタスがトップ通過。しかし、フェラーリはQ2からスピードを上げ、シャルル・ルクレールが1分36秒217を記録して3戦連続となるポールポジションを獲得。ルイス・ハミルトンは0.191秒遅れの2番手に甘んじた。「今日、フェラーリがどこでペースを見つけたのかわからない。技術的にここは彼らのトラックではないからね。でも、彼らは素晴らしい仕事をした。シャルルは素晴らしいラップを刻んでいた」とルイス・ハミルトンはコメント。「本当に特別なことが必要だったし、すべてを出し切った。クルマからできる限りものを引き出せたので、彼らに割って入ってフロントローを獲得できたことには本当に満足している。明日も彼らに割って入れるように頑張る。明日はアプレッシブに行けると思う」ルイス・ハミルトンは、メルセデスがフェラーリに対してどこが欠けているについて説明はできないとしながらも、フェラーリの空力アップグレードが違いを生んだのではないかと推測する。「どこで失っているのかはわからない。僕たちは第1セクターで失っているし、その一部はストレートだ。でも、彼らはセクター2とセクター3でも僕たち匹敵することができている。彼らが大きなステップを果たしたのは明らかだ。僕たちはしばらくアップグレードが入っていない。たぶんそれが入れば、少し助けるになるだろう」「僕たちはレッドブル勢と戦うになると考えて週末を迎えた。フェラーリがハイダウンフォースでどんな感じか、そして、それほど強くないことをわかっていたからね。たとえば、ブダペストがそうだ。彼らはここでアップグレードを投入しているし、それ機能しているように思う」「苦労していたのは間違いないけど、僕たちの間がいかに近いかは好ましいことだ」