ルイス・ハミルトンは、チームメイトのバルテリ・ボッタスのパフォーマンスが向上し始めたのは自分を担当していたエンジニアが移ってからだと語る。昨年までバルテリ・ボッタスのレースエンジニアを務めていたトニー・ロスが、メルセデスのフォーミュラEのエンジニア責任者に就任してF1を離れたおとで、チーム内でエンジニアの再編が行われた。
後任として、バルテリ・ボッタスのレースエンジニアには、これまでルイス・ハミルトンのパフォーマンスエンジニアを務めていたリカルド・ムスコーニが就任。今シーズン、バルテリ・ボッタスはすでに2勝と2回のポールポジションを獲得しているが、ルイス・ハミルトンはボッタスの復調にはリカルド・ムスコーニが貢献していると推測する」「今年、ボッタスには僕のナンバー2エンジニアが付いている。過去2年のセカンドエンジニアだった彼がヘッドエンジニアに昇格したことでいい助けになっていると思う。彼はそこからいろんなことを学んでいるはずだ。それは彼の前進の一部になっているはずだ」とルイス・ハミルトンはコメント。「僕には新しいパフォーマンスエンジニアが付いてとても良い仕事ができている。でも、人との関係を築き、成長し続けるには時間がかかる。1つの要素が欠ければ、それがどんな要素であれ、初めのうちは6年かけて築いたものほど強くはないものだ」 「僕たちはさらに強くなってそれを上回れるようにもう一度作り直しているところだ。まだ4戦しか終わっていないし、見ていてほしい」 今年のバルテリ・ボッタスは何が変わったと思うかと質問されたルイス・ハミルトンは「去年までと比較している集中できているように見える」とコメント。「もちろん、コース上での彼の行動は僕の元エンジニアがそうさせている。僕がセッティングでやっていたことを今は彼がやっているし、その点では明らかにいい方向に進んだ。それ以外は以前と変わらず強い彼のままだ」 バルテリ・ボッタス自身も、エンジニアリングチームの変更が新たなセットアップのアイデアとパフォーマンスの幅を広げてくれたと認めている。 「実際、僕のエンジニアリングチームは完全に新しくなっているし、レースエンジニアとパフォーマンスエンジニアも新しくなった」とバルテリ・ボッタスはコメント。「新しい人が周りにいると、確実に考え方が変わるし、セットアップについての新しいルートや方向性が見つかることもある。とても良いスタートだ。エンジニアリングチームとして常に多くのことを学んでいるし、どんどん良くなっている。ここまではかなり順調だ」F1スペインGP初日のフリー走行では、両方のセッションでバルテリ・ボッタスがルイス・ハミルトンを上回ってトップタイムを記録した。
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