ルイス・ハミルトンは、シルバーストン・サーキットの再舗装作業を“金の無駄遣い”だと批判。“ノルドシュライフよりも酷いバンプ”だと酷評した。シルバーストンは、MotoGPからの要望でパンプを取り除くために年初に再舗装された。ルイス・ハミルトンは、サーキットは“史上最速のサーキット”だと認めつつも、今回の改修は“金の無駄遣い”だと非難した。
「彼らが雇った人々はこれまでにない最悪の仕事をした。僕がこれまで経験したなかで最もバンピーなトラックだ。100歳のノルドシュライフよりも酷い。眼球が飛び出しそうになる」とルイス・ハミルトンはコメント。「それ以外は素晴らしいんだけどね。もっと優れた人々を雇う必要がある。路面を舗装するのにどうすればこんなに酷い仕事ができるのかわからない」シルバーストンの再舗装はアグリゲイト・インダストリーズ社が実施。同社は21年前のサーキットの大規模な再舗装プロジェクトを実施して以来、部分的な修理作業を行ってきた。再舗装作業は3mmの許容誤差で進められたが、シルバーストンのマネージングディレクターを務めるスチュアート・プリングルは“大きな事業”であり、“大規模な財政的コミットメント”であると語った。「部分的に再配置された路面は、特にグリップを変化させるサーキットンのバンピーな部分に導入された。アスファルトの混合物は最先端技術であり、かなり細かい許容差で敷かれている。公共の高速道路よりも細かい。そのようなビジネスは容易に達成できることではない」「我々がアグリゲイト社を採用しているのはそれが理由だし、我々の30年のサーキットマネージャーが彼らを使用すると主張している理由だ」「初日に聞きたくなかったことだ。特に我々が応援しているスターからだからね。だが、我々はそれをしっかりと受け入れている」シルバーストンは、週末を通してフィードバックをモニターし、アグリゲイト社はトラックを再スキャンして路面の異常をチェックしていく。特に来月にはMotoGPのレースが開催されるため、トラブルを解消することが重要になってくる」「適切でないのであれば、それをする意味はない」とスチュアート・プリングルはコメント。「サーキットを速くすることで、歴史的な特徴の一部をさらに前面に打ち出すことができるかもしれない。グリップが高くなって、速くなったいった意見を聞けたのは素晴らしいことだ。目標としていることだからね」「我々はコメントを聞いているが、特に極端な気温を考慮すれば、週末がどのように展開し、新しいサーキットでの初めてのグランプリからどのようなことを学べるを楽しみにしている」「それは全て学習プロセスの一部だ。我々は理解しようとしている。中途半端な仕事をするためにお金を費やすことはない」