メルセデスのルイス・ハミルトンは、現在開催中の2018 FIFAワールドカップでイングランド代表が決勝に進出すれば、ロシアに応援にいくつもりだと語った。ロシアワールドカップの決勝戦は、7月にF1レースが行われない唯一の週末の7月15日(日)に予定されている。今週末、F1イギリスGPが開催されるが、ワールドカップとは日程が重なっている。イングランド代表は7日(土)にF1イギリスGPの予選が終了する頃にスウェーデン代表との準々決勝のキックオフを迎える。
ルイス・ハミルトンは、6月5日(木)に開かれたFIA公式記者会見に出席。イギリス全土がワールドカップフィーバーに沸くなか、地元イギリスで5連勝を目指すルイス・ハミルトンは試合を試合を見逃したくないと告白。イングランド代表が決勝に進出した際にはロシアのルジニキ・スタジアムまで応援に駆け付けるつもりだと語った。「現時点での彼らは間違いなく最高潮だ。それを続けていく必要がある。ワールドカップなので彼らには物凄いプレッシャーがかかっていると思うけど、彼らには多くのサポートがついている。イングランドはエキサイトするファンが多いからね。イングランドはスポーツへの情熱は物凄いよ」とルイス・ハミルトンはコメント。「サーキットでもそうだし、フットボールスタジアムでもそうだ。僕自身を見てもわかると思う。あまりフットボールは見ないんだど、子供の頃はやっていたし、その頃はかなり情熱を注いでいた。シールやスタンプ、雑誌もすべて集めていたんだ。代表戦を見るときのみんなのパッションはとにかく物凄い」ルイス・ハミルトンにはイングランド代表を応援する別の理由もある。スティーブニッジで過ごした学生時代、ルイス・ハミルトンは、マンチェスター・ユナイテッドに所属するミッドフィルダーで代表チームにも選出されているアシュリー・ヤングと同級生だった。「学生時代にアシュリーとよくプレーしていたことを覚えている。でも、椅子から腰を浮かさんばかりの状態で見ているなんてすごいよね。熱狂ぶりはクレイジーだ。みんなが代表のプレーを見ているんだからね。言うならばDNAだね。クレイジーだ。本当に興奮しているよ。来週の日曜日は休みを取ってある。代表チームの応援にロシアに行くつもりだから1日フリーにしておきたくたいんだ」7月7日(土)に行われる予選で力強いパフォーマンスを発揮した場合、代表戦の試合時間がルイス・ハミルトンの頭痛の原因になるかもしれない。予選トップ3に入ったドライバーはマシンを降りてすぐに記者会見に出席しなければならず、その後にはメディアセッションも待っている。記者会見中で別の記者からワールドカップに関する質問を受けた際、ルイス・ハミルトンは「ちょっと聞きたいんだけど、土曜日の記者会見を欠席したら、ペナルティってどうなる? 交渉できたりするのかな?」と笑いながら語り始めた。「試合を観たいんだけど。この間は携帯で見なければならなかったけど、少なくとも観ることはできた」もちろん、ルイス・ハミルトンは冗談で言っただけだが、土曜記者の会見を欠席した場合、FIAから罰金を科せられるか、もしくは“ドライビングに関連のない”戒告処分を科せられる可能性がある。
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