メルセデスのルイス・ハミルトンは、来週末に迫った2018年のF1世界選手権 開幕戦オーストラリアGPでレッドブルが最速のマシンを持ち込む可能性があると警戒心を強めている。タイトル4連覇中のメルセデスと昨年に自身4度目のF1ワールドチャンピオンを獲得したルイス・ハミルトンは、依然として2018年のタイトル獲得候補の最有力だが、プレシーズンテストではレッドブルも不気味な一貫性をみせていた。
メルセデスのテクニカルディレクターを務めるジェームス・アリソンは、レッドブルが一番の脅威になるだろうと示唆しており、ルイス・ハミルトンもレッドブルが開幕戦にもたらすアップグレードを警戒していると語る。「今年はエキサイティングな一年になると思う。去年は序盤戦にチーム間に大きな差があったけど、その後彼らはかなり近づいてきたからね」とルイス・ハミルトンはイタリアで行われたペトロナスのイベントでコメント。「でも、今年は拮抗したスタートになるし、一年を通した開発によって、接戦になったり、離れたりを繰り返していくと思う」「同時に僕たちはアップグレードを持ち込まないけど、レッドブルは開幕戦で何らかのものを投入してくると思う。面白そうだね」「ポテンシャル的に現時点でレッドブルが最速だと思っている。彼らはアップグレードをコンマ2~4秒規模のアップグレードを持ち込むと聞いている」レッドブルのダニエル・リカルドは、レッドブル RB14はプレシーズンテストと開幕戦オーストラリアGPでは大きな変貌を遂げると語っている。ルイス・ハミルトンは「彼らは一般的にわずかに異なる哲学を持っている。彼らは常にダウンフォースの多いクルマを生み出す。彼らの最大のダウンフォースはいつも他の誰よりも多い」と続ける。「でも、それは常にどこでも機能するというわけではない。ロングストレートがあるような場所では、通常、彼らはストレートで遅いけど、コーナーで速い。このアドバンテージは一年を通してシフトしていく」「僕は自分のチームと彼らがやってきた仕事に本当に自信をもてちる。とにかく接戦になると思っている」一方、ルイス・ハミルトンのチームメイトであるバルテリ・ボッタスは、レッドブルやフェラーリがメルセデスのタイトル防衛の大きな脅威になるかどうかはまだわからないと語る。「両方とも強そうに見えるね。シーズン序盤の開発次第だし、僕はどちらも過小評価はしていない」とバルテリ・ボッタスはコメント。「僕のフィーリングとしては3チームでのバトルになると思う。少なくともシーズン序盤はそうなるだろうね」関連:2018年 F1オーストラリアGP テレビ放送時間&タイムスケジュール
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