メルセデスのルイス・ハミルトンは、2018年F1マシン『W09』では昨年悩まされた“ディーバ”気質が解消されていると考えてる。昨年、メルセデスは両方のタイトルを4連覇したが、優位性はこれまでほど顕著ではなく、柔らかいタイヤを使用するハイダウンフォースサーキットでは苦戦を強いられることがあった。
メルセデス W09は、昨年マシンの進化型であり、チームはマシン本来の強みを維持したまま、弱点を解消することを目指している。メルセデスは、F1バルセロナ合同テストの8日間で全チームで最多となる1040周を走破。ルイス・ハミルトンはメルセデスが新車で果たしたゲインを果たしたと楽観視している。「トト(ヴォルフ)はディーバについて話していたと思うけど、彼はクルマを運転しているわけではない・・・現時点ではそうは思わないし、僕たちにそのような特性はないと思っている」「現時点で僕たちはお互いを知ろうとしているところだけど、彼女をディーバと呼ぶことはできない。見極めていくつもりではあるけどけどね」「バランス的にはまだ完璧ではないけど、クルマのドライビングを楽しんでいる」「ガレージを離れて、ピットリミッターを切って、ターン1に突っ込む・・・みんなにも感じてほしいくらいだよ! 最高に楽しい」「ダウンフォースが増加しているのは明らかだし、例えばターン3は全開だ。ターン9も全開だったと思うし、10年くらい前には決してできなかったことだ」ルイス・ハミルトンは、メルセデスは“ポジティブな方向”に向かっているが、オーストラリアでシーズンが開幕するまで予想をすることには消極的だと付け加えた。「個人的には強くなっていると感じている。そこはポジティブだ。集団のなかで僕たちがどの位置にいるかどうかはわからないけど、テストはとても良かったし、非常に生産的だった。必要としていた全てを完了することができた」「森羅性は素晴らしいし、クルマの感触も素晴らしい。バランスなどには取り組んでいないけど、昨年抱えていた問題という点では、その多く、少なくともいくつかは解消されている」「でも、トラックは再舗装されているので、これまでとはかなり異なっている。現時点では誤解を招くほどだ。メルボルンに着くまでは知るのは難しい」「でも、僕たちは間違いなくポジティブな方向に進んでいると感じている」
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