ルイス・ハミルトンは、名門チームであるマクラーレンやウィリアムズが長年F1タイトル争いから遠ざかっていることを悲しんでおり、自分が引退するまでに復活してほしいと語った。ルイス・ハミルトンは2007年にマクラーレンでF1にデビューを果たし、翌年には初のF1ワールドチャンピオンを獲得。その後、2013年にメルセデスに移籍し、2014年と2015年にタイトルを2連覇。昨年はニコ・ロズベルグに敗れたものの、今年もタイトル争いの有力候補になっている。
一方、マクラーレンは2012年の最終戦以来、優勝から遠ざかっている。2013年と2014年はコンストラクターズ選手権5位、ホンダとのパートナーシップを開始した2015年は9位、2016年は6位と低迷。今シーズンの開幕3戦終了時点ではノーポイントでランキング最下位となっている。ウィリアムズも最後に優勝したのは2012年スペインGPであり、タイトル獲得は1997年まで遡る。過去数年は、メルセデスのチームメイト同士でドライバータイトルを争ってきたルイス・ハミルトンだが、今年はフェラーリがパフォーマンスを向上させてきたことでセバスチャン・ベッテルと戦えることが嬉しいと繰り返し述べている。さらにルイス・ハミルトンは、名門チームであるマクラーレンとウィリアムズが再びトップ争いに加わることを願っていると語る。「F1を見ていて悲しいのは、ウィリアムズやマクラーレンが低迷し、復活できずにいることだ」とルイス・ハミルトンはコメント。「ウィリアムズは何年もタイトル争いに加わっていない。深刻なスランプに陥っている。今ではマクラーレンもそうだ」「フェラーリ、メルセデス、マクラーレンは、それぞれのドライバーや経歴によって深く愛されている。僕は彼らがタイトルを獲得するのを見てきた」「僕がF1にいる間にウィリアムズやマクラーレンと戦える日が来ることを願っている。複数のトップチームが上位で熾烈な戦いを繰り広げるようになれば素晴らしいだろう。いずれそうなるといいね」関連:ルイス・ハミルトン 「F1には速いマシンに乗ったアロンソが必要」