ルイス・ハミルトンは、2016年シーズン途中にメルセデスを出ていくと脅迫していたと Sky sports が報じた。報道によると、ルイス・ハミルトンは、5月のF1スペインGPでニコ・ロズベルグとの同士討ちでリタイアした後のメルセデスの対処の仕方に不満を抱き、チーム離脱を申し出たという。
それは真実かと質問されたルイス・ハミルトンは、明確にそれを否定しなかった。Sky F1 のマーティン・ブランドルに「スペインのクラッシュ後にあなたが『僕は辞めるつもりだ』と言ったいう話がありますが、それは真実ですか?」と質問されたルイス・ハミルトンは「それはプライベートなことだし、過去のことだ」と答え、その後も、否定の言葉はなかったという。F1スペインGPで、ルイス・ハミルトンとニコ・ロズベルグはオープニングラップで接触。ハミルトンは、接触の原因が100%ロズベルグにあると考えたが、メルセデスはそれを認めることを拒否した。7月のインタビューで、ルイス・ハミルトンはバルセロナでの一件で“大きく落ち込んだ”と語り、「僕が引退して経験を話すまでわからないことがある」と述べていた。そして、F1スペインGP後に行われたポストシーズンテストでは、ニコ・ロズベルグが初日の走行を行った後、メルセデスは2日目のドライバーをエステバン・オコンからパスカル・ウェーレインに変更。実際、ウェーレインに連絡がいったのは前日の夜8時だったという。若手ドライバーテストを兼ねたポストシーズンテストでは、4日間のうち、グランプリ3戦未満のドライバーを2日間走らせなければならない。結果として、ルイス・ハミルトンは7月のシルバーストンテストから締め出されることになった。名目上は開発のためにより経験のあるドライバーを起用したいとのことだったが、実際にはルイス・ハミルトンがモナコGPで走らない可能性に備えて、パスカル・ウェーレインをW07に慣れさせる目的があったのかもしない。だが、ルイス・ハミルトンはF1モナコGPに出場して優勝。その後は反撃をみせた。「いつか、今年について話ができることを考えると興奮するよ」とアブダビでルイス・ハミルトンは述べた。「僕の心には多くの思いがある。でも、まだそれを共有することはできない」メルセデスは、F1アブダビGPでルイス・ハミルトンがチームの命令を2度にわたって無視したことを問題視し、2016年の出場停止、もしくは解雇を検討する可能性があると報じられている。関連:【動画】 メルセデス、チームメイト同士で接触リタイア / F1スペインGP
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