F1イタリアGPの決勝レース前にインディカーレーサーの故ジャスティン・ウィルソンのために黙祷が捧げられたが、その際に帽子を脱がなかったことをルイス・ハミルトンが謝罪した。かつてミナルディやジャガーでドライブしたジェスティン・ウィルソンは、先月のインディカーレース中、クラッシュした他車のデブリが直撃して命を落とした。
F1イタリアGPの日曜日、ドライバーズパレードが行なわれる前にF1ドライバーがコース上に集まり、ジャスティン・ウィルソンに思いを馳せたが、20人のF1ドライバーたちの中でルイス・ハミルトンだけが帽子を取らなかった。この行為は、ソーシャルメディア上で世界中からの批判の対象になった。スチュワードの審議を経てF1イタリアGP優勝が確定するまでの間、ルイス・ハミルトンは、自身のTwitterで黙祷ではなく写真撮影のためにドライバーたちが並んでいるのだと考えていたと説明した。ルイス・ハミルトンによると、7月のF1ハンガリーGPでジュール・ビアンキに捧げられた黙祷と同様、ジャスティン・ウィルソンへの祈りも国歌の後にグリッド上で捧げられるのだと聞いていたのだという。 「みんな、僕は本当のところ、黙祷だと気づいていなかったんだ。かなり集中していて、音楽を聞いていた。写真撮影だと思っていたんだ」 「僕はジャスティンと彼の家族にこれ以上ない敬意と感謝を抱いている。心から謝罪する」 「黙祷はジュールの時と同じようにグリッドで行うと聞いていた。誤ったことを伝えられていた」レース前の黙祷のすぐ後、ルイス・ハミルトンは、ジェスティン・ウィルソンへのメッセージをツイートしていた。「ジャスティン、今日のレースをする前に僕は君のことを思っている。どうぞ安らかに。天使と共に空へ羽ばたいてくれ、兄弟」